2020年7月31日(金)リタイヤ生活1057日目

今朝も道は濡れていて、あまり良い天気ではなかった。
まだ夏本番という感じではないが、
既に家の周りでは蝉しぐれが降り注いでいる。
昼過ぎからは太陽も顔を出して、
そろそろ長かった梅雨も明けるのだろうか。
明日からは8月だ。

 

今日の東京都の新型コロナ感染者は463人。
連日、記録を更新している。
多くは20、30代と聞いても、これだけの数が出てくると、
なかなかどこか遊びに行く、という気分にもなれない。

 

あまり外出する気分ではなかったが、
午前中は、依頼されたプロボノというボランティアの活動のために
少し離れた市の中心地に出かけた。
私の住んでいる市では、7月になって新規感染者が100人以上出ていて、
何も用事がなければ絶対に出かけないところだ。
この辺には、以前はボランティア活動のため、週1,2回は来ていたが、
およそ5ヶ月ぶりに来たことになる。
街並みも少し変わっているところがあった。
1時間半ほどで打ち合わせを終えて帰宅。
帰宅後は、手洗い、うがい、そして靴の裏まで消毒した。

 

少し休んで夕方には中学校のパソコン部の支援に出かけた。
今日は新1年生に出した課題、ピンボールを題材にして、
Scratch自体や、プログラミングの考え方を説明した。
説明したいことが多かったので、説明のスピードが速すぎたかもしれない。
終わった後、生徒の作品を確認した。
一部の生徒が、きちんと正しく動くように作っていなくても、
「これが仕様です」といったどこかのソフトウェア会社が言いそうな
いいわけをしていた。


この辺は、指導の難しいところだ。
生徒にきちんとしたロジックの組み立て方をさせたいのだが、
生徒がいい加減に作っているのか、クリエイティビティを発揮しているのか、
判断が難しい。
明らかに間違いと思われる場所を指摘しても、
言い訳ばかりでなかなか直そうとしない。
やはり、一度は正しいプログラムを作成した上で、
それをどのような意図を持って、どのように変更したのか、
きちんと説明させた方が良いかもしれない。

今、論理思考を向上させ、コンピュータリテラシーをあげる目的で
プログラミング教育を行うことになった。
そのプログラミング言語としてScratchを使わせているが、
この言語は、面白い反面、非常に危険なところがある。
いい加減に作っても、それなりには動いてしまうため、
論理的思考せずに、単なる試行錯誤でやっていって、
結果的に動いたらOK、ということになっている部分が多いと思う。
このような教育で育った生徒の行く末が不安だ。