2020年6月2日(月)リタイヤ生活1015日目

今日は、小雨交じりで、降ったりやんだりだった。

6月になって、東京は自粛規制もステップ2になって、
気持ちよく散歩をしたかったが、雨で歩き回る気もしなかった。

 

COVID-19に関して、日本人の感染者や死者数が1桁以上少ない
というのが謎になっていて、ノーベル賞をとった山中教授は
ファクターXと呼んでいる。
専門家会議の尾身副座長も、何点か説明しているが、今ひとつ
すっきりしない感じがする。

 

むしろ、BGC接種、特に日本株のBCG接種が効果的とか、
日本人の多くが持っている遺伝子のおかげ、とかの方が
納得感がある。
そして、確か日本人学者が出している論文の中に、
今回の感染以前に、弱いSARSのウィルスが日本国内で感染しており、
風邪程度の症状だったので余り認識されていなかったが、
その免疫が、今回のCOVID-19に対して機能した、との説があった。
この免疫のため、COVID-19に感染した際に、現れる抗体のタイミングが、
通常はIgM、それからIgGなのだが、最初からIgGが現れているとのことらしい。

 

今回、新たに読んだ論文は米国の学者によるものだが、
既存のSARS-CoV-2-交差反応性T細胞応答が
健康なドナーで観察されたとのことで、やはり過去に何らかの
今回とは少し違うコロナウィルスに感染して免疫を獲得していたと
推測していた。

 

ただ、それだけでは、何故日本、という説明にはなっていないようだ。
素人なりに勝手に想像すると、日本株のBGC接種や、過去のコロナウィルス感染、
そして何らかの遺伝子的要因、等が重なって、今回の幸運な結果に
なったのではないかと思える。

 

いま、国内で複数の大学、医療機関などが連携して、この要因を
研究しているとのこと。
これが分かれば、次の新たな感染症に対して、ひとつの防御に
なるかもしれない。