今日は、朝からどんよりと曇った寒い1日だった。
日が差さないと、これほど寒く感じるのか、
というのを実感じた1日だった。
今日は、家内の母親が入っている高齢者施設を訪問した。
車で約40分の筈が、意外に車が多いのと、道路工事も多く、
渋滞にあってしまったため、少し余計にかかってしまった。
施設につくと、駐車場はほぼいっぱいで、
何とか1台空いているところを見つけて駐めることができた。
受付を済ませて、家内の母親が入っている2階の部屋へ。
いつもは広い廊下のテーブルのところで面会するのだが、
今日は母親が少し風邪気味とのことで、
母親の部屋まで行って面会した。
2か月前にも会っているのだが、
風邪気味にも関わらず、母親は元気そうだった。
96歳なのだが、話もしっかりしており、
顔のしわも少ない方だと思う。
言葉遣いはしっかりしているものの、
こちらの家族構成や、母親の昔の話などは、
かなり混乱しているようだった。
実際にあった話と、(たぶん)なかった話が混在しており、
時間関係もごちゃまぜになっていた。
それから、高齢者にありがちなのだが、
同じ話を何回も繰り返していた。
これは傾聴ボランティアの時にも経験しているのだが、
今日、昼食を食べ方どうか、と言った
すぐ前のことは忘れているのだが、
かなり前の話は鮮明に覚えて、話していた。
ただ、その話の時間的な順序関係もだいぶ違っており、
話に出てくる時点では、もう亡くなっている人が登場したり、
なかった筈の事が実際に起こったかのように話していた。
でも、傾聴というのは、相手の話を遮ったり否定してはいけないので、
ふんふん、と聞いていなくてはならない。
30分ほどの面会で、同じ話を5,6回は聞いたし、
過去の不平不安等も聞いた。
でも、話すことで、当人のストレスも少し減って、
話し疲れで、夜もぐっすりと寝られれば良いと思う。
自分も年々年老いていって、
いつかはこんな感じになってしまうのか、
と思うと、いささか憂鬱な気分にもなってしまった。