2023年2月3日(金)リタイヤ生活1665日

今日は朝からどんよりした天気で、
午前中、少しだけ日差しが見えたが、
それ以外はかなり厚い雲が空を覆って、
最高気温5度程度の寒い1日だった。
昼過ぎのニュースによると、
関東の沿岸部、房総半島や三浦半島では
雪が舞ったとのことで、
都心部やこの辺も夕方以降に
少し雪が舞うかもしれないが、
積もることはない、との予報だった。

 

今日は家内の母親が入っている高齢者施設に
面会に行く日だった。
面会時間はわずか15分程度だが、
行くだけで車で1時間近くかかってしまう。
面会時刻は午後3時だったが、
出かけるとのことで、朝からなかなか落ち着かず、
11時過ぎに早めの昼食を摂って、
後は準備万端で出発時刻まで待っていた。

 

少し早めに家を出て、ゆったりと車を運転して行った。
予定より少し早めに現地に着いたので、
近くのお店で時間をつぶしてから高齢者施設へ。

 

ここは近くの病院も経営しているところで、
高齢者施設も思ったよりも大きかった。
中に入って、検温、手指消毒をしてから、
玄関ホール奥の面会場所へ。
パーティションで仕切った丸テーブルをはさんで、
面会することが出来た。

 

家内の母親は95歳。
介護者に連れられて、車椅子で出てきた。
母親は、この数年は高齢者施設に入っており、
コロナでなかなか面会も出来なかったので、
高齢でもあり、こちらの事をちゃんと覚えているか
少し不安だった。

 

話し始めてみると、母親の方から、
先日、ひ孫の写真を送ってもらって嬉しかった、
というような話が出た。
これであれば、頭はまだしっかりしていると
安心した。

 

若干、良い間違えはあるものの、
こちらのことはある程度覚えており、
話しぶりもしっかりしていた。

 

家内の母親は、入居前は家内の姉夫婦と
一緒に住んでいたが、二世代住宅であり、
あまり話も出来ないでいたようだった。
その後、高齢者施設に入居したのだが、
もともと交流が好きなので、
直ぐに多くの話友達が出来て、
こちらの方が居心地が良いとのことだった。

家内と母親で少し話し込んでいたが、
この辺の様子は、私が傾聴ボランティアを
やっていたときと似ていた。

 

面会の15分が過ぎて、
最後に居住する階の様子も見せてもらった。
エレベータホールから見ただけで、
居室は見ることが出来なかったが、
廊下の広がったところが談話室になっており、
多くの高齢者がそこに座って、
各自思い思いの事をしていた。
そこは廊下も広く、居心地が良さそうだった。

 

入居している方々は、ここがたぶん終の棲家に
なると思うのだが、どんな感じ何かと思った。
ここにいて、日々暮らして、人生が終わるのを
待っている、そんな事を考えていると、
なんとも言えない感覚に襲われる。
とは行っても、毎日暮らしながら
人生が終わるのを待つのは、こちらも同様だ。

 

結局、人生とは何だろう、と思ってしまう。
死は必ずやってくる。
それまで、毎日、楽しく、充実した人生を
送るしかない。