2022年4月29日(金)

今日は朝から曇っており、
昼前には少し日差しも見えたが、
午後からは雨が降り始め、
夕方には雨脚が強くなってきた。

 

午前中は、昨日借りてきて読み始めた
真珠湾の真実」の残りを何とか読み終えた。
この前に電子書籍で「ルーズベルトの開戦責任」
を読んでおり、第二次大戦のきっかけとして
こんな解釈もあるのか、と思っていたが、
真珠湾の真実」では、そのような歴史修正主義に対して
真っ向から反論・論破していた。

こちらは素人なので、1冊の本を読むと、
簡単にそれを盲信してしまうが、
それに対する反論も必ず読んで、
公正に判断する必要があると痛感した。

 

ただ、「真珠湾の真実」では、
ルーズベルトの開戦責任」に対する反論は書かれていたが、
フーバー元大統領の「裏切られた自由」に対する
直接的な批判はなかったように思う。

 

ハミルトン・フィッシャーの「真珠湾の真実」は
全体的な論調がやや感情的で、著者のルーズベルト大統領嫌いが
あからさまに全面に出ているような感じだ。
このため、その解釈に対して、真偽を疑いたくなってしまうところもある。
これに対して、フーバー元大統領の「裏切られた自由」の方が、
より冷静・客観的に書かれている印象なので、
より信頼性が高いように感じていた。
そのため、「真珠湾の真実」では、
「裏切られた自由」に対する反論も展開して欲しかったと思う。

ただハルノートが、米国から日本への最後通告である、
との議論に対しては、「真珠湾の真実」では明確に否定しており、
ここは重要なポイントだ。
その中の中国からの撤退に関して、満州が含まれるのか
含まれないのか、等、日米で解釈の違いもあったようだ。

 

考えてみれば、1つの事柄も、
表と裏で見方が待ったく違ってしまう。
日本が戦争回避努力をしていたのに、米国が拒否したので、
真珠湾攻撃をせざるを得なかった、と見るか、
日本は戦争回避努力をしているように見せながら、
真珠湾攻撃の準備をしていた、と見るか、
どちらにも解釈できうるところがあり、
ひょっとしたら、関与していた多くの人々の中で、
異なった意図を持っていたかも知れない。

 

この本の内容はなかなか面白かったが、
何とか読み終えたので、午後には図書館に返却することが出来た。
次は、一昨日に電子書籍で購入した
「世界」臨時増刊「ウクライナ侵略戦争 世界秩序の危機」を
読みながら、第二次世界大戦の開戦時と比較して、
どのように大戦が回避されるのかの理解に努めたい。

 

午後には、市民センターでピックルボールを楽しんだ。
この市民センターでプレーするのは2回目で、
コートの後ろが狭いのと、照明が明るい感じで、
ボールが見にくかった。
とは言っても、プレーヤーは皆、条件は同じなので、
調子の悪かったのは、自分の問題だと思う。

 

明日は、いつもとは別のサークルの練習会に参加する予定なので、
少し気合いを入れてプレーしたい。

なお、書いてから気がついたが、
今日は祝日だったのでリタイヤ生活の日数は消した。