2019年11月21日(木)リタイヤ生活889日目

今日も晴天。朝晩は寒かったが日中は日が射して暖かい1日だった。

今日は、午後のボランティアがなくなったため、比較的時間のある1日だった。

 

少し早めに昼食を摂って、ジムへ。

軽く汗を流してから市の図書館へ。

昨日、予約していた図書の準備ができたとのメールが届いたので、

今日、取りに行った。

先日、アマゾンのサイトで見つけた「ヴェノナ  (解読されたソ連の暗号とスパイ活動)」という本で、

買おうか迷ったが、少し値段が張ったのと、たぶん1回しか読まないと思ったのと、

図書館にあることが分かったので、借りて読むことにした。

この本は、ソ連のスパイ活動の実話であり、大戦後、冷戦時代の話だった。

 

帰宅して早速読み始めた。

まだはじめのところしか読んでいないが、

そこに書かれていたのが、戦時中に米国が原爆を開発したことがソ連に分かって、

広島・長崎の原爆投下時には、スターリン終戦が近いことを予測して、

平和条約を結んでいた日本に攻め込むことを急いだとのこと。

先日、同じく図書館から、浅田次郎の終わらざる夏という小説を借りて読んだ。

その中に、千島列島で結果的に温存された関東軍の精鋭が、

終戦直後に攻めてきたソ連に占領されるやるせない話が書かれていたが、

もしアメリカの情報がソ連に漏れていなければ、侵略されることもなかったのかもしれない。

 

更には、アメリカのマンハッタン計画での原爆の技術情報がソ連に漏れて、

ソ連でも短期間に原爆を開発できたとのこと。

そのためパワーバランスがとれて、ソ連朝鮮戦争を仕掛けることが出来て、

アメリカもそれに対して、原爆で攻撃することが出来なかった、とのこと。

 

従って、もしアメリカの情報がソ連に漏れていなかったら、

今の北方四島の問題も、南北朝鮮問題もなかったかもしれない、

と思うと、この時の諜報戦の影響が、現時点でもアジア情勢に大きく影響しているようだ。