2019年8月8日(木)リタイヤ生活818日目

今日も相変わらず快晴。

週末から少し気温が下がるとのことなので、それが楽しみだ。

 

今日は、少し早めに昼食を摂ってからジムで軽く汗を流してきた。

それ以外は、昨日同様に、日韓問題の資料を読み漁っていた。

 

昨日から読み始めた韓国世宗大学教授の朴裕河さんの

「帝国の慰安婦」を読んでいると、どうもこれが最も説得力のある書籍ではないか

という気がしてきた。

そこでネットで調べてみると、朴裕河はこの本の韓国版出版によって告訴され、

第一審では無罪だったのだが、上告審で有罪になったとのことだった。

私から見ると、韓国にも日本にも組みしない中立的な立場のような気がしたが、

どうも慰安婦に関する冷静な分析が韓国の慰安婦団体の気に障ったようだった。

同様に、この本のAmazonでの書評を見ると、韓国人としての偏向した分析だというような

強い批判も書かれていた。

もっともそのコメントは一人だけで、あとの人は、偏向していない良書とのレビューだった。

 

この本を読みながら、本に記載されている関連資料、例えばクワラスワミ報告書とか

マクドウガル報告書等もネット検索して、内容を確認した。

これらの報告書は国連人権委員会に提出されたものだが、今回の「帝国の慰安婦

に比べると、調査・分析が不十分なように感じられた。

また朴裕河さんのネットでの情報に、徴用工の判決に関する情報もあったため

そちらも一通り読んでみた。

 

法体系・論理に基づく日本と、遺恨・感情論的な韓国では、何か抜本的なことをしない限り

いつまでも平行線にしかならないのではないか、と感じた。

というのは、たぶん、国際的な法体系の中では日本が正しいのだが、

韓国には、日本の植民地時代の被害者意識と、協定なども弱みにつけ込まれて締結してしまった

との感情論が存在する。いくつかの書籍、ネット情報から、この感情も理解できなくはない。

しかし戦後に締結されたサンフランシスコ条約(日本国との平和条約)の主要締結国は、

それ以前に植民地支配していた国が多く、植民地支配での賠償請求を認める環境にはなかった。

日韓協定もサンフランシスコ条約をベースにやっている以上、植民地支配されたとの

怨念に関しては、何ら対処できる法的根拠がない。

従って、国際的には日本が正しいということになる。

 

 

朴裕河さんのネットでの情報の中に、協定で韓国に支払った3億ドル以外にも、

戦後、韓国政府に渡った日本人の残留資産の額とか、

80年代に全斗煥大統領の支援要請に応じて総額40億ドルが供与された、等という事実が

記載されていた。

これだけの支援をしているのに、なぜまだ慰安婦問題などを持ち出す、

などという、逆に韓国への恨みのような感覚も感じてしまう。

 

この40億ドル支援に関しても興味を感じたため、その交渉経緯等を知りたくなった。

早速、市の図書館で検索して、「秘録・日韓1兆円資金」という本を見つけて早速予約した。

 

まだ「帝国の慰安婦」という本を読み終えていないのに、もう次の本

ということになってしまうが、何とか明日までに読み終えて、図書館で次の本を借りたいと思う。

日韓関係に関しては、まだまだいろいろありそうだ。