2021年1月12日(火)リタイヤ生活1164日目

今日は朝から曇天だったが、幸いなことに雪は降っていなかった。
昼頃になって、霧雨になって、直ぐに雪が舞い始めた。
この雪は全く積もらず、夕方になって外を見ると、
地面は湿っていたが、雪は全く見えなかった。

 

午前中は、久々の人間ドックへ。
行く前に家内は新型コロナ感染しないようにとずいぶん気にしていたが、
実際に行ってみると、今まで診察室だったところで
超音波検診や血液採取等が行われており、診断者一人一人毎に分かれていたので、
安心して受診できる感じだった。
最終的な結果は後日郵送されるとのことだったが、
なぜか視力と血圧でかなり悪い数字が出た。
ほとんど毎日運動しており、食事にも気をつけているつもりなのだが、
これで問題が出てしまうと、どう改善して良いか困ってしまう。
まあ、結果が送られてきてから考えよう。

午後からは、まったりと読書をして過ごした。
最近、ネットでのビデオストリーミングサービスで、
アメリカの医療ドラマにハマっており、例えば
グレイズ・アナトミー、ナイトシフト、シカゴ・メッド等
どれも面白いのだが、見ていると何か違和感を感じる部分がある。
たぶん日本と医療システムが違うところがあるようなのだが、
いままではよく分からなかった。

 

つい先日、新聞で「医療現場は地獄の戦場だった」という新刊の宣伝を見た。
これは、米国在住の日本人医師が、新型コロナで奮闘するドキュメンタリー
とのことで、たまらなく読みたくなって、さっそく買ってしまった。
電子書籍でも販売されていたので、広告を見て読みたいと思ってから
わずか10分後には、既にダウンロードして読み始めていた。

 

内容は本当に面白かった。
単に新型コロナで奮闘する様子だけでなく、日米の医療システムの違いを
きちんと解説してるため、「そうだったのか!!」と納得する部分が多かった。
例えば、救急病院は、救急搬送を断ることはできない、とか、
医師は個人で病院と契約しており、病院のリソース、
例えば医療機器とか看護師を借りて治療している、とか、
緊急搬送されたら、病院の入口で看護師が収容する緊急医療室を振り分けるとか、
救急治療医とICUを担当する医師は別だとか、
病院の各科は、デパートのテナントのように独立している、等など、
目からうろこで、今まで疑問に感じていたことが氷解するようだった。

 

あまりの面白さに、一気に読み合えてしまったが、
まだ消化不良のところがあるので、
もう一度、じっくりと読み直して見ようと思う。
これでアメリカの医療ドラマがますます面白くなりそうだ。