2020年4月16日(木)リタイヤ生活987日目

今日も朝のうちは快晴だった。

ただ、予報通り、午後になると雲が増えてきて、夕方頃には小雨が降っていたようだ。

 

新型コロナウィルスのせいで、今日も暇な1日だった。

午前中は、コロナ関係の論文等をネットで検索して読んでいた。

 

PCR検査に関するある論文では、PCR検査の感度が71%だったのに対して、

CT検査は98%だったと書かれていた。

中国での51人の患者に対する検査の結果とのことで、

素人の私には、この論文でのPCR検査の方法が未熟なのか、

PCR検査そのものがこの程度の精度なのかはよくわからなかったが、

このような精度の時もあるのだということはよくわかった。

 

仮にこれに近い精度だとすると、日本を含む各国のPCR検査の結果は

どの程度信じることができるのだろうか。

また、PCR検査で陰性と言われても、それを信じて安心してはいけないことがよくわかった。

ただ、結果が陽性であれば、多分、陽性ということで間違いないようだ。

 

あるネットの記事で、PCR検査担当者の手記として、新型コロナウィルス以外の病気に関する

PCR検査も入っているのに、更に検査数が増えて、感染防止策も必要で大変な状況になっている

との話が載っていた。

このように苦労しても、この程度の精度であれば、あまりがんばってやっても仕方ないのかもしれない。

 

他の記事で、なぜ日本では他の国よりも被感率、死亡率が低いのか、との論文もあった。

いろいろな要因、生活習慣、人種的な遺伝子等の要因、そしてBCG接種などの可能性が書かれていた。

現在、日本では、ヨーロッパ、アメリカなどからのコロナウィルス第二波に晒されているが、

第一波のような訳には行かないかもしれず、この論文通りに楽観的にはならないかもしれない。

関連して、BCG接種の有効性に関する論文もあった。

 

私のような医療に関する全くの素人でも、様々な論文を読むのは面白いし、

感覚的には、論文の論理的筋道等に関しては、分野を問わず共通的なところがあって、

読みやすいと感じた。

 

今日の東京都の感染者数は149名。

一時よりも少し減少、というか横ばい状態になってきたようだ。

ただ、これも大規模な院内感染等が無かっただけで、

またどこかである程度の規模のクラスタが発生すれば、感染者数が大幅に増加しそうだ。

 

ヨーロッパ、アメリカに比べて日本は患者数も死者数も少ない、等と楽観視している人もいるが、

医療現場では、確実に崩壊寸前で、感染の恐れを感じながら何とか踏みとどまっている状況のようだ。

それで、今は戦時状態とか、第三次世界対戦とか言っている人もいるようだ。

 

韓国でPCR検査などが円滑にいった、

感染者の追跡も、日本のようにプライバシーへの配慮することなくどんどん行った、

等ということに関して、なぜそんなことが出来たのか、不思議に感じていたが、

ネットのある記事を読んで納得することができた。

 

韓国は今でも北朝鮮と戦争状態で、停戦状態ではあるものの、徴兵制度などがある。

PCR検査などは、検査者が感染の恐れもあるため人員を集めにくいが、

韓国では、医療従事者が兵役を免除して、戦時医療従事者のような資格で活動することがあり、

今回はその精度を使って、検査要員を集めたらしい。

更に、戦時中と同じ扱いなので、感染者の行動に関しても、プライバシーに配慮するよりも、

強制的に情報を集めて公開することができたらしい。

強権を発動できるような国家では、このような緊急時には、思い切った施策がとれるようだ。

 

安部首相筋が、一律10万円給付に舵を切ったとの報道があった。

野党の中には、朝令暮改なので政治責任だ、等と言っている政治家もいるようだが、

私は、施策がまずいと思ったら、思い切ってそれを修正するような決断力は評価できると思う。

 

コロナウィルスの初期の頃に、この件を取り上げず、桜を見る会の追求ばかりして、

やっとコロナの話になったと思ったら、今度は会議を欠席した政治家の追求を始めて、

なかなか本質的な抑止策まで行かなかった野党の方が、よっぽど情けないと思う。

こんな時期に、風俗店に行った国会議員もいるし。(除籍ではなく議員辞職にできなかったのだろうか?)

今の野党は、つまらない批判をしているばかりで、政権運営能力があるとは思えない。

もっと、建設的な政権運営能力を持った野党がいて欲しいものだ。