2020年4月30日(木)リタイヤ生活996日目

今日も朝から良い天気で、気温も上がって気持ちのいい1日だった。

午後から買い物に出たが、近所の子供たちは既に半そでTシャツで遊んでいた。
季節の変わり目だけに、道を歩く人々は、半そでから長袖厚手の上着の人まで
様々だった。

 

今日、何の気なしに参議院予算委員会の質疑応答を聞いていたら、
自民党の議員からの質問で、防衛省のコロナウィルスに関する情報発信の話が出た。
もちろん与党なので宣伝であることは十分承知で、さっそく防衛省のホームページに
アクセスしてみた。
自衛隊のコロナウィルス関連の活動などが掲載されていたが、その資料の中に、
プリンセスクルーズでの対応のこともきめ細かに書かれていた。

資料を読むと、中での作業分担・配置、感染しないための防衛処置などなどが
書かれており、さすが自衛隊はやるべきことをきちんとやっている、
という感じを受けた。
あのクルーズ船の対応では、係官までが感染してしまったとのことだが、
派遣要請で出動した自衛官には感染者は一人もいなかったとのこと。

同時に、自衛隊中央病院でのクルーズ船感染者104名の治療に関する
資料も掲載されていた。
クルーズ船感染者に関しては、患者が収容された複数の病院から個別、又は
連名で報告が出されているが、無症状と軽症者を合計すると約8割。
軽症者の中にも、普段であれば病院にまで行かない程度の症状だったとのこと。
この話は当時聞いたことがある気がする。

 

今日読んだ日本人の研究者の論文では、別の研究者が調べたコロナウィルスの
S型とL型で、最初のS型は比較的穏やかで、それにL型が徐々に取って代わった
との話に加えて、面白い仮説が書かれていた。

 

春節の頃に日本に持ち込まれたコロナウィルスはS型で、クルーズ船も同様に
S型だった。このため、症状が比較的穏やかで無症状の人も多かった。
これは、積極的なPCR検査をしなかったこともあって、実際には国内でかなり
感染を広げたが、あまり気づかれなかったため事なきを得た。
これが第一次の感染。

 

続いて、ヨーロッパやアメリカからL型が入ってきた。これはS型よりも症状が
重く、今の第二次感染となっている。しかし、アメリカやヨーロッパのような
爆発的な感染者の増加がない理由として、(BCG接種など他の要因もあるかも
しれないが)、既にS型に感染して無症状のまま免疫を獲得している人が多い
のも関連しているのではないか、とのこと。

 

確かにプリンセスクルーズの無症状感染者のことを読むと、自分もそうかも
と思ってしまうところもある。
ちょうど花粉症の時期とも重なったので、日によっては喉が少し変で
乾いた咳が出ることもあった。
抗体検査をすると、この仮説が正しいかどうかわかりそうだ。
先日読んだ資料では、抗体検査そのものも、ずいぶん気を付けないと
結果に問題が生じるとの話もあった。
調査が楽しみな反面、ある程度精度の高い調査ができるのか、心配なところだ。