今日も朝は快晴で、気温も上がって午前中は気持ちが良かったが、
午後になって雲が広がってきて、風も強まって、少し肌寒い感じになってしまった。
このまま何も対策を講じないと重篤患者数約85万人、死者42万人と推定されるとの発表があった。
最近、感染者数が増えてきているものの、日本人はかかりにくい、重篤化しにくい、
といった楽観論があるため、この発表数値はかなりインパクトのある数字だった。
多分、人との接触機会を8割減らして欲しい、と要望したにも関わらず、
政治的に最低でも7割、と言われてしまい、しかも都内の周辺部の商店街やホームセンター等では、
必需品を買うためなら出かけて良いというので、家族連れで楽しく繰り出しているようだ。
朝の通勤も、新宿、渋谷、東京駅付近ではかなり減っているものの、
品川港南口あたりでは結構混雑しているようだった。
このようななかなか進まない状況に(多分)業を煮やして、西浦教授等が少し強いメッセージとして
今回の発表をしたのではないかと思う。
このような統計的な手法で求めたものが、1ヶ月後、2ヶ月後に状況を見て、
余りにも乖離していると、それこそ何を言われるか分からないのだが、
今回の発表は、それも覚悟の上で、是非日本を救いたい、
との強い気持ちから出したものだと感じた。
できれば政治家も、特に国勢の政治家も、この位の覚悟で様々な対策を講じて欲しい。
地方自治体の首長の中には、このような覚悟のある方もいるようだが、国勢は残念だ。
福岡市では、金曜日正午に、医療関係者に対する感謝の拍手を3分間行っているとのことだし、
神奈川県でも、医療関係者をコロナファイターと呼んで、皆で支援しようという話が、黒岩知事から出ていた。
コロナウィスル関係の病院等からの報告書をネットでアクセスして見ていると、
全く無症状の若い女性が一時的に入院していたのだが、
その人から感染したと思われる高齢者の女性が相部屋の同室で見つかったとのこと。
若い女性は、先日発表のあったような、接待を伴う飲食店勤務で、
つまりクラブ、キャバクラのようなところに勤めているらしいので、多分そのルートで感染したようだ。
最近、医療機関でのクラスタが数多く検出されており、発熱外来とそれ以外を明確に分ける
等と言った対策が取られ初めているようだ。
しかし、この事例のように、入院時には全く無症状なのに、他人の感染させてしまった、
というと、発熱外来を分けるだけでは対策になっていないことになる。
今、医療現場は、直接、感染病棟を担当していない医療従事者でも大変な危険にさらされている。
日本中で、看護婦の娘を持った母親が、日々、娘の安全を祈っている、といった、
戦時中の兵士とその親のような状況が続いている。
このような話がSNSにいくつも掲載されているのを読んで、母親の気持ちを強く感じることができた。
早ければ、開発したワクチンの治験を6月から開始するとのニュースも流れてきた。
今、国民が堪え忍んでいる間に、早く、一刻も早くワクチンを開発して欲しい。