今日も朝から快晴、暑い。
午前10時前には音をあげて窓を閉めてエアコンにした。
今日も特に予定がなかったので、もっぱら読書に勤しんだ。
夜中に起きた時も読み続け、午前中にはなんとか「帝国の慰安婦」を読み終えた。
読み始めたときには、日韓の中立的な立場で書かれた良い本だと感じた。
今もそれは変わっていないが、読んでいくうちに、細かなところで矛盾点等が幾つも見つかった。
アマゾンでのこの本のレビューで、つっこみどころ満載、と書かれていたのは
そんなところではないかと思った。
また、この本のベースとして、現在韓国で言われている日本への非難は、
徴用工にしろ慰安婦にしろ、誤解・誤りが多いと記載されているが、そうしたところで、
それらの元になった貧困等に関しては当時韓国を支配してた日本に責任があると
一貫して結論づけている。
私はこれを、韓国でこの本を出版する際には、このような記述を免罪符にしようとしたのではないか
と同情的に見ていたが、日本側の立場で読む人には、これもいわれのない非難と感じるのだと思う。
日韓問題は難しいと思った。
何とか読み終えて、次に待っている人がいるといけないのと、
既に予約している本があるので、炎天下の中を、大学図書館と市の図書館に行って返却してきた。
市の図書館で予約の本を借りようと指定したら、既に貸し出されているとのこと。
最近貸し出されたらしく、まだ返却期限まで1週間以上あるらしい。
久々に何も借りない状態になったので、帰宅しても手持ちぶさただった。
仕方がないので、ネットで関係する情報をいろいろと漁っていた。
韓国の資料もあったので、Googleの韓国語=日本語翻訳を始めて使ってみた。
時々、意味不明な翻訳が入るものの、おおまかな意味はきちんと理解できたと思う。
それによると、大韓民国がそもそも出だしから誤って作られた国であり、
それに誇りと自信がもてない、といった内容だった。
日本の植民地だった、という被害妄想があるものの、日本側は植民地ではなく
永久統合を計っており、その扱いに関しても植民地支配だったという被害者意識と、
日本が永久統合のために日本本土並に扱っていたことの事実と誤解のギャップが生じているようだ。
その誤解をもったまま、最近の韓国では教科書にも誤った事実をそのまま検証せずに記載しており、
更に、現大統領が反日主義を先頭にたって推進しているとの状況のようだ。
日本での挺身隊と慰安婦徴用が混乱された誤解らしい。
少女が動員されたのは、工場の労働力としての挺身隊であり、
これは日本でもあったこと。
慰安婦の徴用は、韓国人の業者が、地方の貧しい家の女性をだまして徴用したもので、
通常は20才以上だったらしい。
従って、少女の慰安婦像というのは、ほとんとあり得ないものであり、
しかもその慰安婦を連れて行った直接的な原因は韓国人の業者にあったとのこと。
日本軍で慰安所を使ったという非難は甘んじて受けるべきだが、
少なくとも朝鮮戦争やベトナム戦争での韓国軍、米軍も慰安婦と同じようなことをやっており、
日本のみがそれを非難されるというのはフェアではないとのことだった。
韓国人でも冷静に事実を捉えようという動きには、非常に感銘を受けた。
反面、一部だけだと思うが、事実関係を究明せず、一方的に感情論だけで
日本を非難する反日主義がある限り、韓国は精神構造として先進諸国の仲間入りは難しいと思った。