2019年3月28日(木)リタイヤ生活730日目

今日は朝から比較的天気が良くて、一部で満開になりつつある桜の

絶好のお花見日よりだった。

気温も、ぎりぎりコートを着なくても歩き回れるくらいまで上昇した。

 

今日は、午前中は中学生の補習のお手伝いをした。今週火曜日の続きだ。

今日は先生役が少なかったので、私は二人を受け持つことになった。

片方は英語、もう一人は理科。

もともとこの補習は、数学を教えるとのことだったが、

結局今回も数学は教えずじまいになった。

 

理科は、ほとんど記憶問題のため、生徒が問題を解いている間は、入れて見ているだけだった。

生徒は、一番好きな科目は理科の生物とは言っていたが、

ペンばかりいじっていて、余り問題を解く時間は長くないように見えた。

時々、分からないところは聞いて、等とは言っていたが、なかなか先に進む様子はなく、

結局2時間でも数ページ進んだだけだった。

このような生徒に対して、どのように接して良いのか、よく分からなかった。

そこで、時たま声をかける程度で、強く指示するとか注意する、ということはしなかった。

この子なりに何か考えているのかもしれず、こちらの価値観で一方的に注意することは、

モチベーションの低下等をもたらすかもしれない。

それに、テキストもこの休み中にはきちんと終わらせる必要があるため、

仮に非効率的にやっているのであれば、そのツケは自分自身に降りかかることになる。

 

もう一人の生徒は英語の問題。

こちらの子は着々と問題を解いていた。

問題を考えるときの姿勢が、机に伏せてしまうような感じで少し気になったが、

こちらも特に注意することはせず、様子を見ていた。

最後の方で、英語に関しては少し質問があって、やりとりをした。

長文読解の問題があって、きちんとポイントを押さえないときちんと回答できない。

何問かを解いて回答のポイントを説明した。少し理解してくれたようだった。

 

今回の補習の講師は私は今日で終了した。

余り楽しい経験ではなかったが、大変参考になった。

同時に、教師の悩みのほんの一端ではあるが、理解できるような気がした。

どこまで生徒に寄り添って、その気持ちを斟酌し、

どこからは毅然とした態度で指導をするのが良いのか、

生徒の性格や環境にも依存する部分はあるが、

たぶん1人の教師では対応は難しいそうな気がした。

この点では、今回の補習の依頼を受ける際に、担任の先生から我々に対して、

各生徒毎にどのように接して欲しいのか、あるいは接するべきなのかを

連絡してもらえた方がより効果的だったのではないかと思った。