今日は雲が多めで快晴とまでは言えなかったが、
気温が上がり、花粉を除けば、過ごしやすい1日だった
契約しているNetFlixから時たま新しい映画やドラマの広告メールが来る。
今回は、韓国映画のIRON RAINと言う作品だった。
あらすじをみると、北朝鮮でクーデターが起き、主人公の北朝鮮工作員が、
負傷した書記長を保護しながら韓国まで逃げ延びていく、という、
現実にはあり得ない話だった。
でも、映画の宣伝がうまかったせいか、見る気になってしまい、
朝起きてから、朝食を摂ったり洗濯物を干したりしながら、
結局最後まで見てしまった。
ストーリーそのものも結構面白かったが、
韓国の人が日本人をどのように思っているのかも、
少し理解できた気がした。
韓国では、最近でも従軍慰安婦問題で反日活動が盛んなようなことが報道されている。
戦後、こんなに時間が経っているのに、相変わらず韓国の人は執念深く、戦前・戦中のことに
こだわっているのか、と今までは思っていた。
しかし、映画で、もう一人の主人公が大学で代理の講師を行うシーンで、
次のようなことを講義していた。
1900年代の韓国にとっての大きな出来事は日韓併合、
その後、第二次世界大戦を経て、韓国は独立した。
ヨーロッパでは、戦犯国のドイツが東西に分断された。
しかしアジアでは、戦犯国の日本ではなく、日本に併合されていた側の朝鮮が
2つの国に分断されてしまい、今でも統合の見通しは立っていない。
これを聞くと、韓国ではまだ戦争が本当の意味で終わってはいないということを強く感じられる。
従軍慰安婦の問題も、それがどうだった、ということだけではなく、
戦前に統治していた戦犯国の日本が、今も1つの国として健全に発展してきているのに、
統治されていた韓国と北朝鮮が、同一民族にもかかわらず2つの国に分かれさせられている。
この、日本に対するうらやましさと不公平感が韓国内に根強く残されているのではないか、と感じた。
もしそうであれば、慰安婦問題の行方ばかりではなく、
本質的には朝鮮統一がなされるまで、韓国の反日感情は消えないのかもしれない、と思った。