2023年12月4日(月)リタイヤ生活1871日

今日も良い天気だった。
久治のあるところは、暖かく感じたが。
エアコンのない屋内は、結構冷え冷えとしてた。
こんな季節は、昼過ぎに公園などに行って、
ゆっくりと日向ぼっこをするに限る。

 

昨日は、あるマラソン大会のボランティアで、
得難い経験をした。
私は、リーダーとして2ブロックを
担当することになっていたのだが、
コース上に設置するコーンが非常に多く、
ボランティアメンバーも多数だったので、
どのようにしたらよいか、途方に暮れていた。

 

事前にマニュアルやGoogleストリートビュー
昨年の大会模様のYouTube動画などを見ても、
準備作業がかなり大変だ、ということが
強く伝わってくるばかりだった。

 

当日朝出かける時も、とてもやりきれないのでは、
という不安で、気も重く、足取りも重く
出かけて行った。
現地には、集合時間の30分以上前について、
コース2ブロック分を一通り下見して、
状況を確認することができた。
ボランティアメンバが30人以上、
コースが1km以上あると、
とてもこなせない、という事だけ痛感した。

 

時間になってリーダーの集合場所に集まった。
その時に、第一の幸運がやってきた。
別の、特に役割をアサインされていないリーダーが
2ブロックのうちの片方を受け持ってくれると
提案してくれた。
早速、今までの準備の情報を渡して担当をお願いした。
これで、もう一方のブロックに注力できやすくなった。

 

メンバ集合時間になって、30人余りが集まり、
2ブロックまとめて点呼した。
直ぐに各ブロックに分かれて、作業を開始した。

 

私の受け持つ片方のブロックは、
交差点が2つあったので、近い方の交差点を、
この場所の経験のあるボランティアの方々に任せて、
もう一方の方に行って、コーンの設置を指示した。

 

何とか出来たので、もう片方の交差点に戻ってみると、
コーンがかなり狭い間隔で設置されていた。
私の指示が不十分だったようだ。
コーンを密集しておいてしまうと、
他の箇所のコーンが足りなくなってしまう。
実際には、担当するブロック全体のセンターライン沿いに
コーンを置く必要があるのだが、
まったくそのようになっていなかった。
しかも、センターライン沿いに置くためには、
重いコーンを持ってかなりの距離を歩かなくてはならない。
どうしようかと、途方に暮れてしまった。

 

その時、第二の幸運がやってきた。
別の担当をしていた多分大学生と思われる若いボランティア
数名が、応援を申し出てくれたのだ。
若くてパワーもあって、理解も早いため、
簡単な指示でてきぱきと動いてくれて、
密集したコーンをうまく間引いて、
ブロック全体のセンターに再配置してくれた。
しかも短時間にそれが終わった。

 

そのおかげで、あとは微調整をするだけ、
余裕が出てきたので、もう一つのブロックも
確認することができた。

 

そこから、マラソンの先頭ランナーが来て、
最終ランナーが通過するまでは、もっぱら応援で、
特にトラブルらしいトラブルもなかった。
最後にコーン等を片付けて、
なんとか終了することが出来た。

今回のボランティアは、
かなりむり無理なアサインだったし、
普通にやったら不可能だったと思う。
それを、何とかやり遂げることが出来たのは、
何人ものサポートがあったおかげで、
協力いただいた皆さんには本当に感謝している。

 

職業として金を頂いてやるのではなく、
自ら進んでボランティアとして活動することの
良さを痛感した1日だった。
本当にありがとう、と言いたい。