今日は、大型台風が四国、そして神戸に上陸し、
能登半島まで抜けていったため、
東京地方も風が強く、たまに雨の降る不安定な天気だった。
今日は、会社時代の元部下と会うため、久々に都内に出た。
駅まで行く時には雨は小降りだったが、風があったため、
少し壊れかけの傘を直して差していった。
昼前だったので、電車は空いており、丁度昼頃、待ち合わせの1時間前に現地に着いてしまった。
仕方がないので、駅構内の喫茶店に入って、アイスコーヒーを飲みながら
タブレットの電子書籍で、最近読みはしめた宮本武蔵の五輪書を読んでいた。
五輪書は、原文に対する解釈のついた様々な本が発売されているが、
たまたま選んだ本では、解説が読みやすく、宮本武蔵の実利的・実戦的な考え方が理解しやすかった。
私などは、いろいろあっても「まあ、仕方ないか」などと簡単に妥協してしまうが、
武蔵には「やりきる」「勝ちきる」「できるようにする」といった堅い決意が感じられる。
そこが、だらーんと生活している私に対してカツを入れられているような気がして新鮮だった。
40分程で半分位読めたので、程なく、全部読み切ってしまえそうだ。
待ち合わせ時刻に、待ち合わせ場所に行くと、少し後から彼女がやってきた。
私が一緒にやっていた時から部局が変わっているが、元気そうだった。
駅近くの空いているファミレスにいって、仕事の事や、最近の生活の事など
いろいろ話をすることができた。
ただ、仕事の進め方に関して、少し相談があったようだが、これに関しては
あまり的確な助言は出来なかったと思う。
ただ当人がしっかりしているので、今日の話を聞いただけでも、また元気よく
前に進んでいくのではないかと思う。
午後1時にあって、ファミレスで話し込んでいる間に、午後4時過ぎになっていた。
そこで駅に戻って解散。彼女は元気そうに帰っていた。
退職して2年半、元部下と話をするのは楽しいが、実務的な助言もできず、
有効な人脈も減って、だんだん役に立つようなことはできなくなっている。
いったん会社と切れたのだから当然ではあるが、少し寂しい感じもした。
通勤ラッシュ前に帰りの電車に乗ったが、一部区間では風が強く減速運転をしていた。
久々の都内だったが、かつて通勤していたことが、遙か昔のような感じがした。