2022年9月12日(月)リタイヤ生活1570日

今日は朝のうちは涼しくて心地よかったが、
途中から日が射してきて、暑い1日になった。
最近は気温が下がりつつあったので、
残暑ということだろうか。

 

今日は、離れたところに住む娘の
妊娠検診に付き合った。
まだ出産予定日まで1ヶ月余りあるので、
多くの妊婦は一人で病院まで行っていると思う。
しかし、娘は体調がすぐれない時があり、
しかも娘婿は転職したばかりで病院まで付き添えない
とのことで、頼まれて私が同伴している。

 

今日も、朝早く起きて、約1時間余りかけて
娘の家の最寄りの駅まで。
改札を入ったところで待ち合わせて、
電車とバスで病院まで向かった。

病院に着いたときには、10時、私の家を出て、
既に2時間位経っていた。
無痛分娩が出来るかどうかの検査を幾つかやってから、
産婦人科へ、その後、妊娠糖尿病関係で内科、
最後に食事に関して管理栄養士との面談、
と一通り終えると、午後2時近くになってしまった。
病院内の喫茶で昼食を摂って、バスで最寄りの駅まで。
更に娘を自宅近くの駅まで送っていって午後3時を回った。

そこから、再び電車で自宅に向かうのだが、
駅について、近くに駐めた自転車に乗ったときに
魔が差してしまった。
後輪のタイヤの空気が少なく感じたので、
自宅と反対方向にある自転車店あさひに行って、
店頭の空気入れを使って空気を入れようとした。

 

前輪はすんなりと入ったのだが、
なぜか後輪は空気が入らず、逆に抜けてしまった。
このために、タイヤの外側もホイールから外れてしまった。
仕方が無いので、あさひの店内に入って修理をお願いしたのだが、
型式認定のない自転車は、あさひでは一切触ることが出来ない、
と言われてしまった。

私の自転車はクラウドファンディングで購入したもので、
購入後に型式認定を取った、との記事が出ていたので、
スマホでそのページにアクセスして、
型式認定書の画像を店員に見せた。
その型式認定書は、国家公安委員会が発行したものだった。

 

しかし店員はそれでは納得せず、日本交通管理技術協会
の型式認定でなくてはダメ、の一点張りで、
まったく対応してもらえなかった。
ネットで調べた型式認定書の番号で、
協会の認定DBを検索したが、出てこないとのことだった。

 

自転車の後輪タイヤの空気が抜けて、完全にフラットになっており、
しかも近くの唯一の自転車店は、まったく対応出来ない、
ということなので、自転車を引いて帰るわけにもいかず、
完全に途方に暮れてしまった。

 

なんとか粘って、私の自転車にはまったく触らなくてもいいので、
空気の入れ方を教えて欲しい、と頼み込んで、了解してもらった。
教えてもらって、店頭の空気入れでしばらく格闘していたら、
何とか空気を入れることが出来た!!
空気入れの口の角度を少し調整するのがコツのようだった。

 

教えてもらった店員には丁重にお礼を言って、
自転車で帰宅しようとしたが、途中で変な音がすることに気づいた。
見ると、タイヤの外側の一部がホイールからはみ出している。
力ずくで入れようとしたが全く入らなかった。
仕方が無いので、そのまま帰ろうとしたら、
タイヤが完全にホイールから外れて、全く走らなくなってしまった。

 

これには困った。
あさひに戻っても修理してもらえず、近くに他の自転車店もない。
しばらく考えて、タクシーで遠くの自転車店に運んでもらうことにした。
スマホにGoアプリを入れていたので、使うのは初めてだったが、
簡単に呼ぶことが出来た。たぶん5-8分位で来たと思う。
タクシーが来る前に、私の自転車を運びやすくするため
折りたたんでおいた。

 

これで少し離れたところにあるホームセンターまで運んでもらった。
タクシーの決済は、客席にあるタブレットにPayPayのバーコードを
かざすだけで、簡単だった。
ホームセンターの中の自転車売り場に持ち込んだところ、
他の修理もあるので、約1時間かかるとのこと。
了解して、ホームセンターの中をぶらぶらしていると、
ちょうど小さなカフェがあったので一休み。

少し時間が出来たので、なぜ協会のホームページで
型式認定書がみつからなかったのか、謎解きをしていた。
すると分かったのは、型式認定は基本的に国家公安委員会が行っており、
日本交通管理技術協会は、国家公安委員会から「指定試験機関」
としての指定を受けて実施しているだけであり、
すべての認定をこの協会がやっているわけではなさそう、
ということだった。

 

そこで更に、国家公安委員会の告示をしらべていくと、
その中に型式認定関連の告示があり、
私の持っている自転車の型番もそこで見つけることができた。
従って、この情報を提示すれば、
近くのあさひでもサポートが受けられる筈だ。

 

ちなみに約1時間経って、ホームセンター内の自転車売り場に行くと、
私の自転車はきちんと治っていた。
しかも、タイヤをはめ直して空気を入れただけなので、
無料で良い、とのことだった。

タクシー代という高い授業料を払ったが、
これで、疑問点がすべてが解決し、
最後はすっきりと自転車で帰った。
朝、家を出てから10時間以上経って、やっと帰宅できた。

 

今週は、金曜日にまた娘の通院の付添がある。
周りを見ると、妊婦で付添のいる人は極めて少ない。
いてもたぶん亭主や母親のようだ。
私のように父親が付き添うのは、他には全くいないようだった。
他の人からは、どのように見えているだろうか。
ずいぶん年の離れた夫婦、とでも見られているかもしれない。