今朝は雲が厚く、雨が降るとの予報だったが、これが大外れ。
途中から日が射してきて久々の天気になった。
でも相変わらず湿度が高く、じっとりとした陽気だった。
今日午前中は吹き矢のサークルに参加。
いつものようによもやま話に花を咲かせた。
帰宅して昼食を摂ってから、薬をもらいに医者に行き、
いつでに図書館によって、予約していた本を受け取った。
この本は、最近YouTubeで見ているビデオと関連していて、
李栄薫というソウル大学名誉教授の執筆した「大韓民国の物語」という書籍。
日本では2009年、つまり約10年前に出版された本だが、内容的にはビデオとほぼ同じ内容だった。
ただ、本の執筆時点では慰安婦問題に関して日本側の責任を強調しているが、
その後分かった事実等から、観点が変わったとビデオでは述べていた。
ハードカバーの300ページ以上の本のため、今日は読み終えることは出来なかったが、
著者の、歴史を客観的・中立的に捉えよう、そして韓国を真の近代国家としたい
とする意志を強く感じることができた。
特に戦後の韓国は、反日民族主義をベースとしたアイデンティティを確立しており、
前提として、植民地時代に日本に搾取・迫害・差別されたとの前提ですべてを
捉えているため、韓国内で歴史的に根拠のない言論がまかり通っているとのこと。
これに対して、著者は、親日的な誤解を受けないように十分注意しながら、
きちんとした論拠に基づき、客観的・中立的に歴史をひもといているところが好感をもてた。
もちろん、日本にとって耳の痛い部分もあるし、韓国でこのような誤解がまかり通っているのか
と驚くところも多い。
特に現在の文政権は、徹底的な反日の立場になって韓国世論を盛り上げようとしているため、
著者がいくら論拠を示しても、魔女狩りのように迫害を受けると思われる。
今回の日韓の問題に関しては、韓国側の国民意識にそのような偏見が強く横たわっているため、
真摯な議論は難しそうだ。
またビデオの中で著者は、韓国人は平気で嘘をつく、偽証をする、といった国民性も指摘しているため、
レーダー照射問題等も含めて、解決の道は遠そうに感じられる。
少なくとも、文政権が交代し、親日的でなくてもいいので、
冷静かつ客観的に歴史を捉えられる政権が生まれるまで
日韓の正常化は無理のようだ。