今日も快晴の暑い1日だった。
昨日か一昨日に梅雨明けして、
いよいよ夏本番とのことだが、
昨日は家内が家の中で気分が悪くなって、
どうやら熱中症の初期症状のようだった。
これからは、水分を十分にとって、
きつかったら早めにエアコンを入れるなど、
注意しないといけない。
今日は、東京オリンピックのボランティア初日。
しっかりと準備をして、余裕をみて午後4時半過ぎに家を出た。
目的地近くの外苑前駅についたのが5時過ぎ。
家の辺りでは、(もちろん)ボーンティアらしき人は一人もいなかったが、
ここまでくると周りはボランティアが多かった。
ボランティアは着替えをする場所がないので、
家からユニフォームを着てくるように言われている。
しKし今回のオリンピックは、報道によると
開催に反対の人も多いとのことなので、
はっきり分かる形で出かけると、途中の駅や列車の中などで
何かトラブルがないか心配になる。
そのため、私は上に1枚羽織って出かけたが、
外苑駅付近で見かけたボランティアも、
ほとんどが上に1枚羽織って目立たないようにしてた。
あとから何人かと話をしたら、やはり同じ不安を感じたとのことだった。
遅刻しないように少し早めに現地に行ったのだが、
ボランティア受付のある秩父宮ラグビー場に行くと、
既に50人以上のボランティアが来ていた。
最初にPCR検査のため唾液の検体を取って提出し、
その後、顔認証と手荷物検査を済ませて中へ。
チェックインをして、アルコールスプレーや飲み物、
記念品のピンバッジなどをもらってから、スタンドで待機していた。
待っていたボランティアは、たぶん200-300人位いたと思う。
午後7時になって、皆でオリンピックスタジアムの方へ移動。
スタジアム前で各自記念撮影をしてから、地下通路へ。
ここからはカメラ撮影は硬く禁止されていた。
スタジアム内では、開会式のリハーサルがされていた。
我々は各国選手団として入場行進する役割だった。
地下道の中には、アトラクションをする人や、
それ以外にも私服を着た多くの人がいた。
直積聞いたところでは、この私服を来た人達は、
開会式・閉会式に参加するボランティアとのこと。
当日は何か衣装を着るとのことだが、
我々とは違ってそれはもらえないらしい。
下着だけもらえるとのことだったが、
聞いた相手が若い女性だったので、それ以上は確認しなかった。
我々、大会ボランティアは無観客でほとんどの仕事がなくなってしまったが、
開会式・閉会式のボランティアは、無観客であることをカバーするくらい
会場を盛り上げる必要があるため、更に重要度が増している。
5人ずつの隊列をつくって、プラカード、先頭の旗手に続いて
入場行進が始まった。
我々はギリシャだったので、先頭で行進した。
長い地下道を抜けて、巨大なスタジアムが目の前に広がるところは
本当に壮観だった。
今回のオリンピック選手は、皆、この景観を眺めるのかと思うと、
身震いがするほど気持ちが高ぶった。
スタジアム内を行進し、それぞれの場所に落ち着くと、
最後の日本の行進まで待っていた。
スタジアムはもちろん無観客。
でも、椅子の色を変えてあるので、
意外に無観客とは感じなかった。
ただ天皇陛下の席がぽつんとおかれて、
代役の人が一人立っているのがややさみしかった。
これで今日のボランティア活動は終了。
各自、家路についた。
今回の活動は、無観客のためなにもなくなって、
組織委員会が無理矢理作ってくれたものだと思うが、
選手の代わりに入場する、という得がたい経験をすることができて、
本当に良かったと思う。
いろいろな対応に苦労している関係者の方に感謝したい。