2020年8月24日(月)リタイヤ生活1071日目

今日は朝のうち曇っており、そのうちに雨の降りそうな天気だったが、
昼前には晴れて、夜まで雨は降らなかった。

 

今日の東京の新型コロナ陽性者は94人だったとのこと。
まあ週末明けの月曜日なので、検査数も少なく、
陽性者も少なめに出るとは思っていたが、
ひさびさに100人以下となった。
このまま落ち着いてくると良いのだが。

 

毎日、検査陽性者の数が公表されており、
それに関連して、PCR検査をもっと大々的にやるべきとの意見と
あまり大々的になっても無意味との議論が続いている。
有識者の多くは、やみくもにやっても無意味との意見が多いようだ。
それは、偽陰性偽陽性のことや、感染していても検査タイミングで
陰性になってしまう事などが解説されている。
しかしこのような議論は無意味だと思う。

 

毎日公表される感染者数は、既に判明している感染者の濃厚接触者か
あるいは症状が出て医師の判断で検査した人が大半だと思う。
すると、無症状の陽性者は濃厚接触者の中から出ていると思われるし、
感染経路不明者は、何らかの症状が出て検査した人だと考えられる。

 

従って、問題なのは市中でクラスターが発生しても、
その感染者が全員、無症状かごく軽度の症状しか出ずに
医者にかかっていない場合には、そのままになってしまうということだ。
例えば、この辺の小中学校で全員PCR検査をしたらどうなるだろうか?
ひょっとしたら陽性者が何人か出るかもしれない。
しかし、ほとんど無症状かごく軽度の症状のため、
そのまま見逃されて、次のクラスターを作っているのかもしれない。

 

国立感染症研究所が発表した第二波の新型コロナウィルスは、
従来の変容同様に1ヶ月に2カ所程度の遺伝子変化をして、
約3ヶ月の間潜伏していたものが、顕在化したと推定していた。
このように、見えないクラスターが連鎖していくと、
どこかで次の波の原因になるが、クラスターの誰も明確な症状が出ないと
検査されずに次に感染してしまう。

 

テレビなどで議論されている、全員PCR検査すべきかどうかは手段の問題であり、
目的はこのような無症状・ごく軽症の陽性者をどのように見つけて、
次のクラスターを防止するかだと思う。
その目的抜きに、単に全員検査する・しないと方法論を議論しているのは
まことに滑稽だと思う。

ところで本題だが、ほとんど無症状の陽性者を検出する効率的な方法は
ないのだろうか?