今日は朝のうち曇っており、そのうちに雨の降りそうな天気だったが、
昼前には晴れて、夜まで雨は降らなかった。
今日の東京の新型コロナ陽性者は94人だったとのこと。
まあ週末明けの月曜日なので、検査数も少なく、
陽性者も少なめに出るとは思っていたが、
ひさびさに100人以下となった。
このまま落ち着いてくると良いのだが。
毎日、検査陽性者の数が公表されており、
それに関連して、PCR検査をもっと大々的にやるべきとの意見と
あまり大々的になっても無意味との議論が続いている。
有識者の多くは、やみくもにやっても無意味との意見が多いようだ。
それは、偽陰性や偽陽性のことや、感染していても検査タイミングで
陰性になってしまう事などが解説されている。
しかしこのような議論は無意味だと思う。
毎日公表される感染者数は、既に判明している感染者の濃厚接触者か
あるいは症状が出て医師の判断で検査した人が大半だと思う。
すると、無症状の陽性者は濃厚接触者の中から出ていると思われるし、
感染経路不明者は、何らかの症状が出て検査した人だと考えられる。
従って、問題なのは市中でクラスターが発生しても、
その感染者が全員、無症状かごく軽度の症状しか出ずに
医者にかかっていない場合には、そのままになってしまうということだ。
例えば、この辺の小中学校で全員PCR検査をしたらどうなるだろうか?
ひょっとしたら陽性者が何人か出るかもしれない。
しかし、ほとんど無症状かごく軽度の症状のため、
そのまま見逃されて、次のクラスターを作っているのかもしれない。
国立感染症研究所が発表した第二波の新型コロナウィルスは、
従来の変容同様に1ヶ月に2カ所程度の遺伝子変化をして、
約3ヶ月の間潜伏していたものが、顕在化したと推定していた。
このように、見えないクラスターが連鎖していくと、
どこかで次の波の原因になるが、クラスターの誰も明確な症状が出ないと
検査されずに次に感染してしまう。
テレビなどで議論されている、全員PCR検査すべきかどうかは手段の問題であり、
目的はこのような無症状・ごく軽症の陽性者をどのように見つけて、
次のクラスターを防止するかだと思う。
その目的抜きに、単に全員検査する・しないと方法論を議論しているのは
まことに滑稽だと思う。
ところで本題だが、ほとんど無症状の陽性者を検出する効率的な方法は
ないのだろうか?