今日は久々に朝から快晴で、日中は結構暑くなった。
千葉では、先週末の台風の被害で50万戸以上が停電しているとのことで、
単に冷蔵庫が使えない、とか夜暗いというだけでなく、
この暑さの中でエアコンを使えずに熱中症になってしまう人が増えているのではないだろうか。心配だ。
今日は、午前中にジムに行って汗を流し、昼食後に理髪に行って、午後からは中学校で
パソコン部のお手伝いをした。
学校でプログラミングとして教えているScratchに関しては、
使い込むほどに良く考えられていると感心する部分も多いが、
実際に子供たちが使っているところを見ると、いろいろと問題もあるようだ。
プログラミング教育というのは、いくつかの目的でやられており、
その中には、パソコンを使うことに慣れる、キーボード・マウス等を抵抗なく
使いこなせるようなリテラシーを醸成する、というだけでなく、
ロジカルに物事を考えるという目的もあると思う。
しかしScratchは、まず触ってみよう、いろいろとやっているうちに、
何となくプログラムが出来てしまう、というところがあって、
子供たちのプログラミングした内容を見ると、なぜそのようにしたのか
よくわからない、でもとりあえず動いている、という部分も少なくない。
例えば、メッセージを送る、という処理が入っていても、
受け取るところがなくて、なぜそのようにしたのかと訊くと、
とりあえず友達がそうすれば動くと行ったので入れたら何となく動いた
等ということも散見される。
これでは、本来の目的を果たしていないのではないか、と危惧してしまう。
いくら最近流行のCI的に、作って動かしながら進化させるような開発手法が増えたとは言え、
基本的には、何をどうしたいのか、そのためには処理をどのように構築しなくてはならないのか、
は考えた上で構築してほしいと思う。
そのような構想の中で、論理的な思考ができるようになるのではないだろうか。
今日は、私が見るようになってまだ2回目なので、
あまり積極的に関わらず、生徒の方から質問があったときに対応するようにした。
1対1で教えるのであれば、まだやりようがあるが、
十数人いる場合には、個々人のレベルに合わせた教え方はやってられない。
質問した子に重点的に対応するしかない。
Scratchでの良いプログラムとはどのようなものか、それを作るためにはどのように考えたら良いか、
等をきちんと考えてみようと思っている。