今日は、朝から晴天だったが、気温はそれほど高くなくて過ごしやすい1日だった。
特に予定のない1日だったので、パソコンやスマホ内のファイルを整理したりしながら、
当初の想定以上に時間のかかった電子書籍:サイバー完全兵器を何とか読み終えることができた。
この本は、ニューヨークタイムスの記者によって書かれたもので、
今まで断片的に聞いていたサイバー戦争に関する情報をある程度結びつけることができ、
更に新たな知見も得ることができた。
もちろん、更に周辺情報を集めて、内容を確認する必要はあるが、
サイバー戦争の世界では、今まで思っていた以上に切迫した状況であることが分かった。
特に面白かったポイントは、サイバー攻撃で相手の国の基幹システムに潜り込んでいるもの
(インプラント)には、静かに情報収集するもの、時が来たら積極的に攻撃するもの、
等異なった種類があること、新たな攻撃手段として、Facebookを中心としたSNSを活用して
偽のニュースを拡散して謝った方向に世論操作する、といった内容だった。
私もFacebookのニュースフィードは頻繁に読んでおり、
流れてくる投稿の中には特定の政党や国を激しく攻撃しているものも多い。
いろいろな情報が流れてきて、中には直ぐにがせネタと分かるものもあるので、
半信半疑・是々非々で、それなりの読み方をしていた。
でも、改めて考えると、このうちのいくつかはある国の情報機関による
世論操作かもしれない。
勝手に想像すると、日本と韓国で、それぞれの反韓、反日感情を煽るような投稿を繰り返すことにより、
どこの国が特をするか、と考えると恐ろしい気がする。
敵の敵は味方、とすると、共通の敵を作ることにより、特定の国で親近感を持たせることができる。
従って、私たちは、ネットのニュースを無批判で盲信するのではなく、
これがフェイクニュースならば、誰を利するためのニュースか、等と疑って考える必要があるということだ。
このようなサイバー攻撃は、どのようなアンチウィルスソフトでも検知・防御することはできない。
この本を読むことによって、今までよりも少しサイバー攻撃への耐性がついたかもしれない。