2018年12月3日(月)リタイヤ生活655日目

今日は曇りがちで、朝のうちは雲の合間に青空が少し見えていたが、

途中からは厚い雲が空を覆い、午後3時過ぎには、今にも雨が降りそうな曇天だった。

 

昨日の日曜日は、スポーツボランティアとして湘南国際マラソンに参加した。

朝4時に起きて、5時に出発、7時頃に片瀬江ノ島駅に到着し、

担当するコースを一周歩いてから、集合場所である駐車場に向かった。

 

今回は、初めてのボランティアリーダーで、

私のところで自分も含め28人ものボランティアが集められていた。

当日までに3人欠席とのことで、実際には25名になった。

 

そこそこの規模のマラソン大会の場合、

かなりきちんとしたボランティアマニュアルが事前に配られる。

それでも、実際にやる場合に、ボランティアをどこに配置するのか、

各担当には具体的に何をしてもらうのか、コーンはどこに置くのか、

トイレ誘導はどのルートを使うのか、等々

具体的にどうすればよいのか、悩ましかった。

とにかく、一度も担当していない区域だったので、勝手が全く分からなかった。

 

そこで前日やったのが、各メンバのやることのシミュレーション。

担当場所に関しては、Google Earthの写真を拡大することにより、

コーンを置く場所や、トイレ誘導ルートはある程度理解できた。

YouTubeで過去の大会のビデオを幾つか見ることにより、

当日の担当区域の混雑具合やランナーの様子をイメージすることができた。

 

このように準備をしていると

「当日、臨機応変にやればいいよ、そんなに準備しなくたって」

等と言われるが、私の考え方は「準備は周到に、当日は臨機応変に」だ。

ズサンな準備では、当日、何か起こった時にあたふたするだけで、臨機応変に対応することは難しい。

準備を周到にしておくからこそ、当日、いろいろなことが起こっても

臨機応変に対応できる、と思う。

前夜に、一通りのことをイメージしてから寝ることができた。

でも、事前準備に集中する余り、危うく、目覚まし時計のセットを忘れるところだった。

 

いざ現地に行って、事前のリーダー点呼に参加した後で、ボランティアの皆さんに集合をかけた。

もともとボランティアの事前説明会で一通りの説明を受けているが、

実際に役割分担や注意事項を説明すると、幾つか新たな質問も出てきた。

ボランティアは、会社の仕事と違って、自ら志願して参加しているため、モチベーションは高い。

従って、リーダーは、ボランティアの皆さんのやる気を殺(そ)がないように、

更にモチベーションをあげるように注意した。

 

事前準備が終わって、先頭ランナーが来るまでしばらく時間があったので、自由行動をしてもらった。

でも時間前には、全員がきちんと所定の場所でスタンバイしてくれていた。

説明の足りていないところに関しては、各自が判断して、対処してくれているようだった。

 

先頭ランナーが来てからしばらくすると、道いっぱいのランナーの集団が来て、

それがしばらく続いた。

道の両側で、往路と復路のランナーの集団でぎっしり埋め尽くされると、かなり壮観だった。

集団が一段落すると、徐々にランナーが減って、最後の頃には少数のひとが、

苦しそうに走っているような状況だった。

やがて最後尾のランナーと、それを追尾している何台かの自転車、その後ろには、

落後したランナーを収容するバスがやってきた。

最後の方は、関門通過に間に合わないペースのランナーに対して

「お疲れさま」とねぎらって、バスに乗っていただいた。

 

このマラソン大会の交通規制解除は早かった。

最終ランナーが過ぎて、あたふたと道路の掃除をすませると、

既に規制解除を伝えるパトカーが直ぐ近くに迫っていた。

 

結局、朝7時間から昼12時半くらいまで約5時間、

自分の担当区域を行ったり来たりしながら過ごして、

特に問題なく終了することができた。

やはり、ランナーへの応援のやりとりは楽しかった。

 

最後に、元の場所に集合して、点呼等を行い、感謝状を手渡して終了。

いろいろ心配もしていたが、特にとんでもないことは起こらなかった。

雲が厚く、1日中気温が上がらなかったため、ボランティア参加していた皆さんも

寒くて大変だったと思うが、皆さんが積極的かつ自発的に活動して頂けたため、

本当に助かった。

これもいい経験だったと思う。