2020年11月20日(金)リタイヤ生活1132日目

朝は雲の間から少し空が見えるはっきりしない天気。
予報では9時頃には晴れるが降水確率は30%とのことだった。
中途半端だが、直ぐに雨は降らなさそうと思えたので、洗濯物は外干しにした。
でも風が強く、しっかりと止めていないと飛んで行ってしまいそうな感じだった。

 

朝一で、車に乗ってディーラーへ。
先日、たて続けに発生した不具合の検査のため、車を持ち込んだ。
不具合の状況を説明してから、代車で帰宅した。
この代車は、私の車よりもグレードが上で、最近発売されたもの。
サイズが少し大きくなっていて、スイッチなどのレイアウトも変わっていたが、
基本的な機能はほぼ同じだった。
乗り心地もあまり変わらなかったが、私の乗っている車の方が、
エンジンのパワーを有り余らせている感じで挙動が少しガサツなだけ、
この代車の方がゆったりと乗れる感じがした。

 

ディーラーで少し余計に時間を使ってしまったので、
その後は予定を変更して、家で机に向かって調べ物などをしていた。
最近は、流行のプログラミング言語Pythonを調べている。
昨日までに開発環境としてAnacondaをインストールして、
その上に仮想環境としてJupyter notebookとSpyderを構築した。
しかし、Google Colaboratoryの方が手軽に使えそうだったので、
今日はもっぱらColaboratory上でプログラムをしていた。

まだ調べ始めて間がないので、言語の癖が理解できず、
構文エラーを連発してしまった。
が、少しやっているとエラーも減って、同時にPythonならではの
プログラミングの方法も少しずつ分かってきた。
今作ろうと思っているプログラムも、処理方式やデータ構造など
をそうしようか迷っていたが、Pythonならではの「お作法」が見えてきて、
意外に簡単に短いステップ数で作成できそうな感じになってきた。
もうしばらく遊んでいれば、様々なライブラリの使い方を除いて、
簡単にプログラムできそうな気がする。

 

夕方から中学校でパソコン部の支援に出掛けた。
今日は、Scratchが途中でハングアップする現象が何件か見られた。
プログラムの大きさやクローン数、音の数などは問題なさそうだったので、
原因がわからず頭を抱えてしまったが、ふと気が付いて、
Scratchを動作させているGoogle Chromeを最新版に更新してみたら、
うまく動くことが分かった。
つまりChromeの古いバージョンとScratch最新版の相性が悪かったようだ。
先日までは問題なく動いていたので、オンライン版のScratchが更新されたか、
学校のパソコンの環境が変わったのではないかと推測した。

 

パソコン部の支援が終わって、ディーラーに車を引き取りに行った。
不具合にかかわる点検をしたところ、ステアリング周りの電子機器の
通信エラーがあったので、ソフトウェアを更新したとのことだった。
やり方として、ログからエラー発生の状況を確認し、エラーがあれば
それに関連する箇所でソフトウェアアップデートが行われているか調べ
あったら更新するとのことだった。
障害以外の場所でソフトウェアアップデートが出ていても、更新しないとのこと。
前回出たエラーとアップデート箇所が対応しているのか私にはよくわからなかったが、
ディーラーの話では対処したとのことだった。
でも私には安全性に関する不安が残った。
納得はできないが、末端のディーラーといくら議論しても、何も前進しないので、
あきらめの気持ちで自分の車を引き取って帰った。

 

最近は自動車もソフトウェア制御部分が増え大規模化して、個々のコンポーネント
お互いに通信しあっていることも多いので、不具合を特定するのが難しい。
間歇的なエラーは再現が難しく、修正すべき箇所を見つけることすら
できにくくなってきている。
ましてや、今後はつながる車で車間通信や都市交通システムとの通信が増えると、
何がどうなっているのか、障害発生時に原因を特定するのが難しくなってくる。
世の中のシステムもDXを進めると言われているが、単に良いところだけではなく、
このようなシステムが複雑化し、相互接続された時のリスク要因に関しても、
十分に検討される必要がある。
もちろんセキュリティも同様だ。