2020年10月16日(金)リタイヤ生活1108日目

毎日大分寒くなってきて、夏からいきなり晩秋になってきたようだ。

 

今日は午前中は特に予定もなかったので、予約しておいた書籍2冊を
借りに図書館まで行った。
図書は、どちらもハンニバルに関するもの。
ハンニバルと言っても、レクター博士の出てくる猟奇的な映画ではなく、
ローマ帝国と戦ったカルタゴハンニバル将軍のことだ。
世界史を習ったのは遙か昔で、残念ながらローマ帝国のことはあまり
覚えていない。
しかも、ローマ帝国初期紀元前200年頃に、地中海の対岸アフリカ大陸
の北端、現在のチュニジアにあったカルタゴと戦っており、そのカルタゴ
の軍を率いていたのがハンニバル将軍ということは、全く覚えていなかった。

 

先日、あるビデオを見ていたら、ローマ帝国と戦ったバーバリアンの
一人としてハンニバル将軍の話があった。
ハンニバル将軍はローマと戦うため、イタリアに攻め込むのに3つの
ルートのうち無謀にも最も難関であるアルプス山脈越えを選んだ。
5万の兵、9千頭の軍馬と荷役動物、それに37頭の戦象をつれて晩秋に
アルプスに入り、結果として兵の半数と軍馬や荷役動物の大半を失って
しまった。


その後のカンネーの戦いでは、倍の軍を率いるローマ軍に対して、
ハンニバル将軍が巧みな戦法を駆使して大勝した。
この時の戦死者は7万人余りだったとのこと。
その後は決め手に欠き、ハンニバル軍のイタリア転戦は14年に及び、
最後はローマ軍の侵攻を防ぐため、カルタゴに戻ったが、自らが大勝した
カンネーの戦いの戦略をとったローマ軍に敗れてしまった。

このビデオを見て、ハンニバル将軍という人物に興味をもった。
さっそく、市の電子図書やAmazon Prime Readingを調べたが、
関係書籍がなかったので、仕方なく、市の書籍を検索して
2冊予約しておいた。
予約した書籍が揃ったとの連絡があったのが昨日。
そして今日、図書館の窓口に借りにいった。

 

最近は新型コロナの関係で、あまり書籍を借りたくなかった。
仮に前に読んだ人が感染していた場合、紙の本の表面では、
新型コロナウィルスはどの程度の期間、生きているのだろうか?
そんな不安を持っていたのだが、丁度、図書館の窓口の横に、
図書を消毒する機械が設置してあった。
他に使っている人はいなかったが、さっそく使ってみた。
機械の扉を開けて、書籍を開いて中のスタンドに立て扉を閉めて
スイッチを入れると、上から風が出て、ページの間が少し開き、
紫外線がまんべんなく当るようになっていた。
これで本当に消毒できたのかよく分からないが、気持ちとしては
消毒したとの安心感を持つことが出来た。

 

最近、大分コロナ慣れしてきており、Gotoキャンペーン等も
盛んに行われているものの、相変わらず感染者数は高止まりで
収まる気配はない。
図書館一つにしても、こんなに気を使ってしまう。
いつまでwithコロナが続くのだろうか。