2021年7月1日(木)リタイヤ生活1279日目

今日も朝から雨で、1日中、降ったりやんだりの天気だった。
気温は低めだったが、湿度が高いせいか、
少し動くと汗ばんでしまった。

 

東京を中心とする首都圏の感染者数増加が止まらない。
そのため、東京オリンピックは無観客になると予想したが、
今日のニュースでの管首相の談話からも、
そろそろ正式に発表されそうな感じになってきた。

 

現在の状況では無観客との判断は当然だと思う。
首都圏での感染者増に対して、
地方での感染は比較的収まりつつあるのに、
観客を入れて開催することにより、
地方から東京への人流を作ってしまい、
最悪の場合には、首都圏の感染を全国に広げてしまう
ことになりかねない。
特に地方からはるばる東京に出てきた人は、
当然、観光もしたいだろうし、あちこちに立ち寄るだろう。

 

それにパブリックビューイング中止に加えて無観客になれば、
オリンピック期間中はテレビで観戦するしかないので、
都内だけでなく全国の人流も減って、
感染拡大に対する防止効果が期待できる。

 

では、仮に無観客になった場合、
ボランティアへの影響はどのようになるのだろうか。
すこし妄想を広げてみよう。

 

まず、都市ボランティアに関しては、
パブリックビューイング対応が既に中止になっている他、
観客に対応するラストマイルの活動も不要になるため、
結局、活動はほぼなくなると考えられる。
それに不満を持つボランティアのために、
事務局側は代替イベント等を考えるかもしれないが、
感染防止のため、やるとしてもオンラインイベント程度だと思う。

 

大会ボランティアに関しては、観客対応ばかりでなく、
様々な大会運営に関わる人もいると思う。
観客対応のボランティアは不要になるし、
大会運営に関しても、感染防止の観点から、
今以上に人を絞り込むことになると思う。


特にボランティア向けのワクチン接種は始まったばかりなので、
開催までに2回のワクチン接種を終えてさらに2週間程度、
つまり十分な免疫のできる人は少ないと思う。
結局、シニア枠で既に2回の接種を終えている人の中で、
基礎疾患のない比較的元気な人が対応することに
なるのかもしれない。
ただこれはプライバシーに触れる部分があるので、
難しいかも知れない。
結局、ボランティアの語源通り、再び志願制で
人を募ることになるかもしれない。

これらを考えると、現状のオリンピックボランティアの大半が、
何もすることがなくなるのではないかと危惧している。
海外からの観客やボランティアを迎えることができない、と言う時点で、
思い描き楽しみにしてた活動と全く違うものになってしまったのだが、
さらに無観客ということになると、どうしようもなくなる。
組織委員会は、現在、どのような検討をしているのだろうか。