2018年5月11日(金)リタイヤ生活514日目

今日は久々に朝から快晴、気温も上がり気持ちのいい1日科と思ったら、

午後から少し風が強くなり、少し肌寒い感じだった。

 

朝は、やっている中でなかなか上達しないものの一つ、吹き矢、のサークルへ。

前回参加してから、途中1回休んだので、数週間ぶりにやることになった。

家でも全く練習しておらず、今日は期待していなかったが、

頭の中では、命中率をあげるための対策を考えてきた。

 

一般に、吹き矢の的を狙うときには、的の特定の場所に吹き矢の筒を向けてから吹く。

筒の片側は口に当てるため、左右の目の真ん中、少し下のあたりに筒がくるのだが、

利き目で的を見ると、筒の先端は的のどちらかに寄ったところを狙うことになる。

右目で見れば、筒の先は左下、左目で見れば、筒の先は右下になる。

 

私の場合は利き目が右なので、

右目で見て、筒の先は的の左下あたりを狙うことになる。

この狙いで前回まで吹いていたのだが、吹く都度、矢のあたる場所が大きく違ってしまい、

なかなか原因がつかめずにスランプになっていた。

今回、この原因は2点だと仮定してみた。

 

1番目は、利き目での狙い方。

私の場合、力が入ると、利き目を見開いて、もう片方の目を強く閉じてしまうことがあった。

力が入っていない時には、両目をあげたまま、利き目でない方の目もあまり閉じずに狙っていた。

そこで考えたのは、利き目でない方の目を固く閉じると、

固く閉じない時に比べ、利き目と口の位置関係にずれが生じ、

矢が違うところに飛んでいってしまうのではないか、ということだった。

そこで今回は、できるだけ利き目でない方の目も閉じないようにして、

狙うようにしてみた。

 

2番目は息の仕方。

矢を吹くので息を吸い込むのだが、強く矢を吹こうとすると、

横隔膜を使ってめいっぱい呼吸をすることになる。

この結果、吹くときに体全体が動いてしまい、筒の先もそれに応じて動くので、

矢が大きく外れてしまうことになる。

そこで、横隔膜では呼吸をせず、むしろ腹ですった空気はいったん吐き出した後に、

ほっぺたあたりのみを使って空気を取り込み吹く、ということだった。

これで吹くときに体全体の動きは抑制されると考えた。

 

早速、この2つをやってみたところ、なんと!!、前回までの不調が嘘のように

矢が中心近くに集まるようになった。

そこで調子に乗って、2回ほど軽く練習した後で、昇段試験に挑戦することにした。

 

吹き矢の的は、半径3cmつづ大きさの違った円が3つあり、中心から7点、5点、3点となっている。

その的を1回で5本の矢で吹く。

今回の試験では、的から10mのところから6回吹いて、

平均で5点、つまり1回5本で25点以上、6回で150点以上であれば昇段できるとのことだった。

 

そして、、、やってみたら、面白い様に的の真ん中に矢が集まった。

結局、30本吹いて、3点のところにいったのが2本のみ。

後は7点か5点に入っており、大幅に昇段ラインを超えることができた。

結局、この点数であれば、2段階特進になる、とのことだった。

 

机上で考えたことが、想像通りに効果を発揮したのか、

はたまた、たまたま調子が良かっただけなのか、

そこは次回以降の様子を見ないとよくわからないが、

いずれにせよ久々に昇段することができた。

しかも特進!!

 

私は理屈っぽいところがあるのかもしれないが、

このように原因と対策を論理的に考えて、その通りにうまく行くと

単にまぐれでできた時よりも、格段にうれしく感じる。

 

今日は、久々に気分のいい1日だった。