今日は久々に朝から快晴、気温も上がり気持ちのいい1日科と思ったら、
午後から少し風が強くなり、少し肌寒い感じだった。
朝は、やっている中でなかなか上達しないものの一つ、吹き矢、のサークルへ。
前回参加してから、途中1回休んだので、数週間ぶりにやることになった。
家でも全く練習しておらず、今日は期待していなかったが、
頭の中では、命中率をあげるための対策を考えてきた。
一般に、吹き矢の的を狙うときには、的の特定の場所に吹き矢の筒を向けてから吹く。
筒の片側は口に当てるため、左右の目の真ん中、少し下のあたりに筒がくるのだが、
利き目で的を見ると、筒の先端は的のどちらかに寄ったところを狙うことになる。
右目で見れば、筒の先は左下、左目で見れば、筒の先は右下になる。
私の場合は利き目が右なので、
右目で見て、筒の先は的の左下あたりを狙うことになる。
この狙いで前回まで吹いていたのだが、吹く都度、矢のあたる場所が大きく違ってしまい、
なかなか原因がつかめずにスランプになっていた。
今回、この原因は2点だと仮定してみた。
1番目は、利き目での狙い方。
私の場合、力が入ると、利き目を見開いて、もう片方の目を強く閉じてしまうことがあった。
力が入っていない時には、両目をあげたまま、利き目でない方の目もあまり閉じずに狙っていた。
そこで考えたのは、利き目でない方の目を固く閉じると、
固く閉じない時に比べ、利き目と口の位置関係にずれが生じ、
矢が違うところに飛んでいってしまうのではないか、ということだった。
そこで今回は、できるだけ利き目でない方の目も閉じないようにして、
狙うようにしてみた。
2番目は息の仕方。
矢を吹くので息を吸い込むのだが、強く矢を吹こうとすると、
横隔膜を使ってめいっぱい呼吸をすることになる。
この結果、吹くときに体全体が動いてしまい、筒の先もそれに応じて動くので、
矢が大きく外れてしまうことになる。
そこで、横隔膜では呼吸をせず、むしろ腹ですった空気はいったん吐き出した後に、
ほっぺたあたりのみを使って空気を取り込み吹く、ということだった。
これで吹くときに体全体の動きは抑制されると考えた。
早速、この2つをやってみたところ、なんと!!、前回までの不調が嘘のように
矢が中心近くに集まるようになった。
そこで調子に乗って、2回ほど軽く練習した後で、昇段試験に挑戦することにした。
吹き矢の的は、半径3cmつづ大きさの違った円が3つあり、中心から7点、5点、3点となっている。
その的を1回で5本の矢で吹く。
今回の試験では、的から10mのところから6回吹いて、
平均で5点、つまり1回5本で25点以上、6回で150点以上であれば昇段できるとのことだった。
そして、、、やってみたら、面白い様に的の真ん中に矢が集まった。
結局、30本吹いて、3点のところにいったのが2本のみ。
後は7点か5点に入っており、大幅に昇段ラインを超えることができた。
結局、この点数であれば、2段階特進になる、とのことだった。
机上で考えたことが、想像通りに効果を発揮したのか、
はたまた、たまたま調子が良かっただけなのか、
そこは次回以降の様子を見ないとよくわからないが、
いずれにせよ久々に昇段することができた。
しかも特進!!
私は理屈っぽいところがあるのかもしれないが、
このように原因と対策を論理的に考えて、その通りにうまく行くと
単にまぐれでできた時よりも、格段にうれしく感じる。
今日は、久々に気分のいい1日だった。