今日も快晴、比較的暑い1日だった。
今日は午後から、あるボランティア活動の研修のため、高齢者介護施設へ。
先週に続いて2回目となる。
ボランティア活動と言っても、単にお話を伺うだけだが、これが結構難しい。
最初に挨拶して、その後、話のきっかけを作るのだが、
うまくツボにはまらないと沈黙になってしまう。
相手の方が気持ちよくお話しできるように、話の方向を誘導しつつ、
こちらから話しすぎないように、聞く姿勢をとる必要がある。
先週は本当にラッキーで、話好きの年輩女性だったので、
何の苦もなく、話をお聞きすることができた。
約1時間話が続いたのは、私のテクニック以上に、
話しての方が話上手だったことが大きかった。
先週の実習の最後に、少し反省会のようなものがあったが、
女性は比較的話好きな人が多い反面、男性はあまり話さず気むずかしい人もいる
との話を聞いて、今週は男性に付くことにした。
実際に行ってみると、丁度、男性二人が座っているテーブルが開いていたため、
そこに座らせてもらって話を伺った。
直ぐに1人の方が部屋に戻られたようだったので、もう一人の方の話を聞くことができた。
その方の出身地や、現役の頃の職業、最近の生活までいろいろな事を聞くことができた。
今は、老けた1人のお年寄りだが、お話を少しずつ聞いていくと、
にっこりしながら、若かった頃からの話をされて、
その方の人生の積み重ねが徐々に見えてくる。
この活動に参加したのは、単にボランティア活動に加わりたいだけではなく、
人の話を聞けるように、つまり「聞き上手」になりたいと考えたこともあったが、
この活動をしていると、更に様々な人の価値観などに関する理解も進みそうな気がした。
実はこの研修は、ある人から強く進められて参加したので、
自分自身としては、あまり積極的に参加しようとは考えていなかった。
しかし今日の研修が終わって、駅まで歩く間、この研修に参加して良かった、と感じることができた。