2018年6月15日(金)リタイヤ生活539日目

朝からどんよりした天気。

少し黒い雲がかかっているのが少し気になった。


ここはシンガポールのマリーナマンダリンホテル、滞在2日目。

窓の外には、有名はマリーナ・ベイ・サンズやアジア最大の観覧車(シンガポールフライヤ)が見えている。


気持ちのいい朝だが、慣れないダブルベッドで揺れたので、

あまり熟睡できなかったと家内は不満をこぼしていた。

蒸し暑さと寝不足のため体調が悪そうで、

ホテルの朝食にも、あまり口をつけられなかった。


始めてのシンガポールなので、最初は、オプショナルツアーを申し込んでおいた。

時間を切られてあちこちを連れ回されるのはあまり好きではないが、

初めての異国で、訳が分からないときに、短時間に動き回るためには

オプショナルツアーに参加するのも効率的だ。


オプショナルツアーはホテルの1Fロビーに8時50分に集合だった。

来たのは想像していたよりも大きめのバスで、多分20人以上が参加しており、

ピックアップされたのは、我々が最後のようだった。

乗っていたのは大半が女性で、各年代毎の女性どうしのグループか親子のようで、

他に2、3組の若いカップル、(自覚症状はないが)年輩の夫婦は我々だけだった。

つまり20人以上参加して、男性はわずか3-4人程度ということだ。

どうやらシンガポールは、女性の観光天国のようだ。


まず最初に有名なマリーナ・ベイ・サンズの隣のガーデンズ・バイ・ザ・ベイへ行った。

朝早いので、園内はまだ空いていた。

ガイドブックの写真でよく見かける、

上の開いた高い木の塔(スーパーツリーグローブ)がいくつか立っている脇を通り抜けて、

ドームのような形をしたクラウドフォレストへ。

園内にはフラワードームとクラウド・フォレストの2つのドームがあり、

このツアーでは、そのいずれかに入ることのできる入場券がついている。

でも皆、迷うことなくクラウドフォレストへ向かった。

ガイドブックでも、こちらの方が遙かにおすすめと言うことで、そちらへ。


クラウドフォレストの中に入ると、ドーム中央の高い塔を見上げることになり

その上から滝が落ちており、かなり涼しかった。

外の高温多湿のところから、急にこのような涼しいところに入ると、体が驚いてしまう。

シンガポールは赤道直下とは言っても、上に羽織るものは必ず必要だ。

 

ドーム中央の塔の周りをほぼ1周して、周囲に咲いている花などを見てから、

エレベーターで塔の頂上へ。

ここからはスローブを下っていくことになる。

塔がかなり高く(10F建ての建物くらい?)、塔からせり出したスローブは、

塔からでている細い支柱で支えられている。

高いところが苦手な私としては、足の下に何もないところを歩くのは、緊張感のともなう体験だ。

家内は、余り広くないスロープ端の方を、のっしのっしと悠然と歩いていたが、

私はスローブの中央あたりを、できるだけそーっと揺れないように歩いて下っていった。

こんなことでは、私はこのガーデンのもう一つの名物、OCBCスカイウェイは絶対に歩けない。

スローブからは景色もよく、塔の壁には多くの植物が植えられていた。

スローブを降りて、近くのお土産店の中を見ていると、約30分が過ぎて集合時間になった。

誰も迷うことなく集合場所に集まり、次のマーライオン公園へ。

 

マーライオン公園は、我々の泊まっているホテルから近いため、

オプショナルツアーに付いていなくてもいい場所だったが、

やはりシンガポール観光には欠かせない場所だ。

ナショナルギャラリー前にバスが停まり、マーライオン公園に向かう時に小雨が降り出して、

100m余り歩く頃には本格的に降り出した。

名所だけあって、各国からの観光客が集まっていたが、

皆が狭い橋の下に寄り集まって雨宿りでごった返していた。

なかなか雨が小降りにならないので、諦めて、

家内と土砂降りの中をマーライオンのところに行って記念撮影をした。

ほとんどが雨宿りの時間だったが、ここでの散策時間が終わり、次のチャイナタウンへ。


バスがチャイナタウンに近づくと、漢字の看板が増えてきて、雰囲気がでてきた。

この頃には雨も小降りになってきた。

大きな寺院の横でバスが止まり、チャイナタウンの散策開始。

この寺は、中の壁という壁にいくつもの仏像が安置されており、

日本の寺とは少し違った雰囲気だった。

私もいちおう仏教徒の一人なので、それぞれの仏像を礼拝してまわった。

外へでると、チャイナタウンらしく、雑然としたお土産屋さんが並んでいたり、

中華料理の屋台の並んだ通りがあった。

それらの中を散策している間に集合時間になった。

 

次にリトルインディアへ。

昼食をとるホテルの前でバスを降りて、近くのリトルインディアまで徒歩で案内された。

こちらも違う雰囲気でインド人らしき人が町にあふれていた。

あまり見たいと思う店はなかったが、1店だけ、少し立派な感じの大きい店で

入り口の両側にセキュリティガードのような人が立っていた。

中もキレイそうなので入ってみると、結構広く、1Fにはカメラや電子機器などが売られていた。

地下はTシャツ等のようだった。

2Fは、お菓子等のお土産が安く大量に売られていた。

ガイドブックで読んだ、リトルインディアのお土産店はここのようだ。

何か買いたかったが、集合時間まで余り時間がなく、諦めてホテルへ。

  

昼食はホテルのレストランで、団体用に日本的な折り詰め弁当が用意されていた。

中は、名物のチキンライスやこちらの焼き鳥:サテも入っており、

最後には、少し小さめの器に入ったラクサも運ばれてきて、

量は少ないがシンガポール名物を一通り食べることができた。

ガイドさんは中国系のシンガポール人のようで、

辛いから気をつけて、といわれた料理が我々にはあまり辛く感じられなかった。

シンガポールの人よりも日本人の方が辛さに強いのかもしれない。

ただコーヒーには要注意。普通に注文すると、どれもこってりと甘いものが出てきてしまう。

 

次にアラブストリートへ。
ガイドさんの話によると、以前は、アラブ人が住んでいたが、

今はほとんど住んでおらず、イスラム系が大半とのこと。
今回は、イスラム系の正月で、店は殆んどしまっているとのことだった。

ちなみに、ガイドさんの話によると、シンガポールには正月が4回あり、

今日がそのうちの1回とのことだった。

丁度、金曜日なので、週末も含めて3連休、どこも混みそうだ、とのこと。
確かに、アラブストリートでは、店はほとんど閉まっていて、

代わりに、近くのモスクからお祈りの声がこだましていた。

ここも余り見るところがなかったが、

たまたま開いていた土産店で安い小物を買っていると集合時間に。

 

最後に、マリーナベイサンズで解散。

事前に旅行に関して調べていると、

丁度この日が大統領府(イスタナ)年4回しかない公開日ということが分かった。

その頃、米朝首脳会談が大統領府で行われるのではないか、との話もあり、

では、オプショナルツアーが終わった後で行ってみよう、と家内と話していた。

しかし、首脳会談はセントーサ島のカペラホテルになってしまい、

家内も朝から体調がすぐれなかったので、断念した。

今日は正月で、かなり混みそう、ということも断念の理由の一つだった。

 

そこでマリーナベイサンズの中のショッピングモールの中を散策した。

かなり広く、途中にカジノもあり、高級ブランドを中心に多くの店舗が入っていた。

中にフードコートもあったが、正月ということでどこも混みあっており、

家内も疲れているようなので、タクシーでホテルに戻って一休みすることにした。

 

ホテルの部屋で休んでいると、家内はぐっすりと寝てしまった。

疲れがとれるように7時近くまでそっとしておいた。

家内が寝ている間に、夕食をとれそうなところを検索しておいた。

 

このホテルでは、各部屋にスマホが付いており、携帯電話やWifiが使える。

ふつうのAndroidスマホなので、自分の好きなアプリをインストールすることもできる。

早速、GoogleMapやシンガポールの観光案内アプリをインストールして

自分のGoogleアカウントも登録した。

これで自分のスマホタブレットのGoogleMapで登録した地点を確認することができ、

このスマホで写真をとっても、Googleフォト経由でアクセスすることもできる。

もちろん最終日に返却する際には、全部初期化する必要があるし、

場合によっては、帰国した後、自分のGoogleアカウントのパスワードを変更しておいた方が良いかもしれない。

 

どもあれ、ホテルのスマホで検索した結果、

ホテルの向かいのショッピングモールの地下に、

フードコートがあることが分かった。

家内が起きてきて、大分元気も回復した様だったので、

そのフードコートに行くことにした。

 

ホテルの前の大きな道路は、近くに横断歩道が見えず、

代わりにこちらのモールから向こうのモールに繋がる陸橋が見えたのでそこから渡った。

そちらのモールも結構大きかった。

隣接する場所にモールが複数あるというのは、日本では考えられないが、

さすが観光都市だけあるのかもしれない。

それに、ガイドの話によると、シンガポールの人は自宅で料理をする習慣がほとんどないらしい。

つまり3食とも外食が多いので、フードコートとかホーカーズと呼ばれる屋台が流行るらしい。

一方、通常のレストランは、何かと割高になるとのこと。

 

長いモールを先に進んで、地下に下ると、レストラン街になって、

突き当たりを右に曲がるとフードコートがあった。

モールのフードコートというと、日本の天井が高く広い清潔感のあるものを思い浮かべるが、

シンガポールのフードコートは、天井が低く、すこし雑然とした感じがある。

感覚的には清潔感に欠ける感じだが、清潔度等を示す認定書が各店舗に貼られていて、

ほとんどの店舗が "A" になっていた。

フードコートの中には、様々な料理の乗ったライスや、麺類等があり、

どれが良いかすっかり迷ってしまったが、とりあえず麺類を頼むことにした。

家内は野菜中心のさっぱり系、私はいかにも辛そうな麺を注文して、空いている席に座って食べた。

少し遅めの時間だったが、席は結構混んでいた。

飲み物は、麺とは別の店でフレッシュライムジュースを頼んだ。

目の前で、生のライムを絞ってくれる。

これでわずか2.5ドル。1ドル約80円なので、200円程度。安い!!

さっぱりしてなかなか美味しかった。

 

これで満腹になったので、後はホテルに戻ってシャワーを浴びて就眠。

明日は何も予定がないので、のんびりと起床する予定。

2018年6月14日(木)リタイヤ生活538日目

朝3時過ぎに起きると、既に家内は起きて化粧を始めていた。

最近、朝が早くなったといっても、流石に外は真っ暗。


かなり早い朝食をとって、着替えて支度を済ませ、

家中の戸締り、安全のチェックを済また。

B型なのに神経質な家内は、出かけるときにはいつもチェックリストを作る。

持ち物のチェックリスト、空ける家のチェックリスト。

今回は後者に関して、戸締まりや電源等を家内と二人でだぶるチェックした。

 

5時35分頃に家を出発。
6時に最寄りの駅から出る空港バスに乗って、8時過ぎに羽田空港国際線に到着。

始発から終点なので楽だ。

早朝なのでバスは空いているかと思っていたが、

途中2カ所に停車して、結局満席に近い状態になってしまった。


空港カウンターでの集合時間が9時半だったので、

小さなトランクを引きずりながら、家内と上のフロアなどを見て時間を潰した。
やっと9時近くになって、3F出発ロビーの降り、

海外用モバイルWifiとトランクを受け取って、両替もしてから、少し早めに集合場所へ。

受付カウンターは、1つのカウンターで複数の旅行会社のツアー客を受け付けているようだった。

カウンターには受付の人以外だれもいなかった。

ダメもとで早めにお願いしたところ、あっさりと受付をしてくれて、

そこで受け取ったeチケットを持ってJALカウンターへ。

今回は少し奮発してビジネスクラスなのでカウンターも空いているかと思ったが、意外に混んでいた。

 

そこでチェックインして大きい方のトランクを預け、

そのまま手荷物チェックと出国審査へ。
今回はビジネスクラスなので、サクララウンジに行って1時間半ほどのんびりした。
広々しており、軽食や飲み物もあったので、ゆったりすることができた。


出発時刻近くになって出発ロビーに移り優先搭乗で機内へ。
今のビジネスクラスの座席は、以前よりも更に快適になっていて、

横1:2:1の4席だけの配置で、全席が通路に面しており、

正面が少し斜めに向いていて、電動椅子を倒すとフルフラットになる。

椅子にはマッサージ機能もあり、正面の画面も19インチ位の大画面で、

ヘッドフォンもノイズキャンセル機能付きだった。
仕切りもあるのでプライバシーも保たれて、快適に過ごせた。


11時半の定刻通りに飛行機が離陸して、シートベルト着用のサインが消えたら、

座席を大きく倒して機内エンターテイメントの映画を見ることにした。
先日、ネットで見たスターウォーズも入っており少し残念だった。

 

朝食が配られ、私は洋食を注文し、食べ終わると、あとはのんびり。

以前、外国の旅客機だったが、行きの和食が口に合わなかったことがあり、

それ以降は、いつも洋食を頼むことにしている。


目的地のシンガポールは時差1時間なので、飛行時間7時間でも現地時間の午後5時半頃には到着。
入国手続きをしてトランクを受け取りロビーに出ると、

旅行会社の現地のガイドさんが待っていて、

他の女性2人組と一緒にマイクロバスでホテルまで案内してくれるとのこと。


車に乗るため外に出ると、気温はそこそこ高い程度だったが、湿度が異常に高く

むっーとしているのが印象的だった。これはきつかった。

車に乗ると、道路は右ハンドル、左側通行で、日本車も多く、我々には親しみやすい雰囲気だった。
車中から外を見ると、街を歩いている人は、赤道直下にも関わらず、長袖の人も結構いた。
ガイドさんの話によると、日差しが強い日には長袖を着るとのことだった。

女性二人組は、我々より前に別のホテルで降りていて、

我々だけが、マリーナマンダリンで降りた。


マリーナマンダリンホテルでチェックインすると、なんとダブルベッドの部屋しかないとのこと。
有名なマリーナベイサンズの見える海側の部屋にアップグレードしていたのだが、

そこはダブルベッドしかないとの説明だった。

旅行会社には、もともとツインベッドを強く要求しており、

アップグレードのことを説明する際にも再度念を押しており、

旅行会社の説明では、要求はきちんと伝えたが、当日どうなるかは確約しかねる、とのことだった。

でも、ホテル側の説明では、もともとこのクラスの海側の部屋はダブルベッドしかない、

とのことで、そうであれば最初からダブルベッドが確定していたことになり、

何かだまされたような気分になってしまった。


街側の部屋でツインベッドにすることも考えたが、せっかくの景色なので、

諦めてダブルベッドの部屋にした。
ここまでで時刻が少し遅くなってしまったので、夜はホテルにつながっているマリーナスクエアという

ショッピングモールの中のレストランであわただしく麺を食べた。
普通の中華麺なのに、家内と二人で、シンガポールドル(約80円)で40ドル以上もして少し驚いた。

 

夜はしかたなくダブルベッドで。

私が寝返りをうったりトイレに行くとベッドが揺れるため、

家内はほとんど寝られなかったとのことだった。

シンガポールの蒸し暑さと、寝不足で家内は体調を崩し、

この後は、あまり楽しくない旅行になってしまった。

2018年6月13日(水)リタイヤ生活537日目

今日も晴れ。気温も高めだった。


午前中は折り紙サークル手伝いに出かけ、早々に帰宅。
明朝早めに旅行に出発のため、毎週水曜日のテニスも今週は火曜日にした。

家内と、午後2時過ぎから交代で風呂に入って、洗濯を済ませ、

夕食は生鮮品などの残り物を一掃した。

 

久々の家内との海外旅行。

家内は、環境の変化や乗り物に弱いので、少し心配だが、

何とかサポートして楽しんできたい。


なんと、午後9時には就眠。小学生のような生活だ。
朝早く出発で寝過ごさないように、目覚ましを3つ動員した。

早すぎて寝られないかと思ったが、横になるといつの間にか寝てしまっていた。

2018年6月12日(火)リタイヤ生活536日目

今日は朝のうち曇っていたが、予報では30度近くに上がるとのことだった。

結局、そこまで気温は上がらなかったようだが、湿度が異常に高かったので

なにをやってもじとじとべたべたの1日だった。

 

今日は、シンガポールでの米朝首脳会談の日だったので、

どのテレビ局を回しても、その話題で持ちきりだった。

朝9時過ぎに両首脳がそれぞれの宿泊するホテルを出発するシーン、

そして会談会場のカペラホテルに入るシーン。

10時過ぎになって両首脳が、左右から登場し、歩み寄って握手してから

会談会場に向かうシーン、特にトランプ大統領は、11月の中間選挙を控えて

テレビ写りを気にしている感じで、自分側に主導権がある、との演出が随所にみられた。

 

1対1の首脳会談は40分程度で終わり、閣僚級を入れた交渉が始まり、

昼過ぎにはワーキングランチ、それらが終わって、午後2時過ぎからは

覚え書きの調印式があった。

 

トランプ大統領は、すばらしい成果と強調していたが、

午後5時過ぎからのトランプ大統領の記者会見を見ていても、

何が大きな進展なのか、あまりぴんとこなかった。

 

多分、会談できて、親睦ムードが高まって、次のステップへの道筋が

できたことが大きな成果なのだろうとは思うが、過剰に期待していた人から見ると

物足りない成果だったように感じられる。

 

本当の意味での非核化、そして拉致被害解決、あるいは解決のための

安部首相の訪北等の具体的な流れはいつ分かるのだろうか。

ベルリンの壁崩壊のような歴史的な出来事を期待していた人にとっては

釈然としない1日だったと思う。

2018年6月11日(月)リタイヤ生活535日目

今日は、台風が東京の南海上を北上しており、1日中雨だった。

天気予報では、バケツをひっくり返したような雨、という話もあったが、

実際には、雨はさほど対したことはなく、風が強かったようだ。

結局、1日中、家に隠ってしまった。

 

実は5月20日にTOEICを受験した。

昼前にリビングで家内と話しているときに、

スマホTOEICのページにアクセスしたところ、結果が掲載されているのが分かった。

 

今やっているスポーツボランティアで、

できれば外国の方と接する多言語ボランティアとして登録したい、

そのためにはTOEICのスコアが必要、ということで、初めて受験したのだった。

 

本来であれば、会社員の頃に海外出張の条件としてTOEICが必要だった筈だが、

その時には、なぜかよく分からない理由で免除された。

もともと私は試験嫌いなので、免除されてわざわざ受験することもなかろうということで、

周囲にはTOEICスコアを持っている人が数多くいたが、

私自身はどの程度の英語力なのか分からないまま今に至っていた。

 

ただ、ある時、TOEIC630点といっていた部下が、実際に外国の方が来訪した際に

まったく会話ができず、という状態だった事や、

多言語ボランティアで登録している留学経験のある人が

TOEIC730点、等と聞いていたので、楽観的には、自分はその間程度かと、

勝手に良い方向に想像してきた。

 

最近は、スポーツボランティアの競争は激烈だ。

勝ち残るためには、多言語ボランティアで登録する方が有利そうだし、

そのためにはTOEICの認定書のコピーが必要なため、

きちんとTOEICを受験するしかなかった。

ネット上で確認したところ、あるマラソン大会の多言語ボランティアは

最低でもTOEIC730点が必要なようだった。

 

昨年から、受験しなくては、と考えてきたが、なかなか申し込む気になれず、

今回やっと決心してTOEIC受験申請をした。

受験申請をしたからには、準備をしなくては、とまず公式問題集をamazonで1冊だけ購入した。

試験を作成している会社が執筆した公式問題集。これならば間違いないだろう。

 

届いた問題集には、2回分の問題が収録されていた。

早速、テスト1を実施。45分間のリスニングと75分間のリーディング。

届いて、実際にやってみて、これまで正直、TOEICの事を甘く見ていた事を痛感した!!

リスニングは、何を言っているかわからず、ほとんどついていけず、英語耳ができていないことを痛感した。

リーディングは、長文読解問題を、確実に、と解いていたら、

全問題の2/3位のところで時間オーバーになってしまった。

やけに長文が多く、きちんと読んでいると間に合わない!!

 

ここで焦った。このままではとんでもない得点になってしまう。

これでは、多言語ボランティアもおぼつかない。

730点なんてとても無理だ。

あと1ヶ月しかない、どうしようか?!

 

YouTube上で調べたところ、TOEICの過去問が大量に掲載されているチャンネルがあった。

世界中の各国で実施された実際のTOEICテストが掲載されているらしい。

TOEICテストは、比較的最近、出題形式が変わって少し難しくなったらしいが、

YouTubeに掲載されている問題は、構成から見て旧形式のようだった。

問題構成は変わっても、基本的な内容は変わらないだろう、

とりあえず、すがるものもないので、旧形式でも良いからと、

それらを順番に解いていくことにした。

 

ひたすら解いて、採点して、間違っているところを見直す。

それを繰り返していくと、次第にTOEICテストの流儀や、

出やすい単語、文章のパターンが分かるようになってきた。

Youtubeに掲載されている問題では、

リーディングでも勝手にページめくりされてしまうため、

逆に解くべきスピードを体得することができた。

 

受験前の日に、久しぶりに公式問題集のテスト1をやって、

当日の朝にはテスト2をやってみた。

久しぶりとはいえ、1度は解いたことのある問題なので、

あまり参考にならないが、一応、時間内に全部解くことができるようになった。

後は、45分+75分を実際の試験開始時刻である午後1時からに割り当てて、

どの辺で何時になるかも確認した。

これは特に後半のリーディングテストで重要になる。

 

さて受験。受験会場はラッキーなことに自宅の直ぐ近く。

ゆっくり歩いて行っても15分とかからない。

自宅で忘れ物がないか確認し、

ペンや消しゴムなどは万が一机の下に落としても拾わずに済むように2セット用意した。

 

開始30分以上前に会場に行ったが、既に多くの人が来ていた。

やはり若い人が多いが、中年や年輩の人もぱらぱらと見受けられた。

会場は大学の教室で、教室前で受付を済ませて、教室内へ。

各席に、受験番号の紙が置かれており、それを照らしあわせて自席に座る。

机は、一人一人分かれており、お互いに見えないように少し離して並べられていた。

机の上に置かれた記入要領を見ながら、

解答用紙A面に氏名、受験番号、学習歴等を記入しつ、

開始時刻を待っていた。

受験する人の中には直前までミュージックプレイヤーで、多分英語を聞いていたのだと思う。

 

試験は2時間。前半45分はリスニングで、訳の分からない英語を聞いていると

結構、落ち込んでしまうことになる。

後半75分はリーディング。特に、リーディング後半の54問は長文読解なので結構時間がかかる。

疲れてきて、2時間の最後の方では頭がボーッとしてしまう。

問題の冊子をめくる音で、近くの人の回答ペースがわかってしまい、

自分よりも早いと焦ってしまうことになる。

 

そんなこんなで、何とか試験時間は終了。

途中、早め早めに進めたので、リーディングセッションの最後では少し時間が余り、

前の方で中途半端に解いていた問題に戻って解き直したところ、

幾つか間違っていたところを修正することができた。

 

問題用紙、解答用紙を回収されて解散。

やっと解放される。後は得点次第だ。

 

ということで、受験から約3週間経ち、今日、結果を見ることができた。

 

600点だとどうしよう、730点いかないと、再度チャレンジしなくてはならない、

等と考えてきたが、スコアは、830点だった!!

自分で驚いて、直ぐに見せて、家内も驚いて、台風でじめじめした気分が一掃された。

 

まぐれかどうか分からないし、英語の映画やビデオを見てもちんぷんかんぷんなことは変わらないが、

少なくても、これで多言語ボランティアとして登録できる。

それに再チャレンジもしなくて済む。

 

2018年6月8日(金)リタイヤ生活534日目

昨日、梅雨入りして、今日はさっそく梅雨の合間の晴天になった。

 

昨日のアカウント盗用に関して、

なぜパスワードが盗まれたのか釈然としなかったが、

夜になって気づいた。

 

昨日、午前中にWindows上でAndroidエミュレータBluestacksをインストールして、

その上でGoogleアカウントをアクティベートしていた。

そのエミュレータが、PIXEL 2 XLというスマホになりすましているようだ。

Androidエミュレータなので、何かハード名を指定しなくてはならないとすると

Google製のスマホになりすますのは理解できる。

午後になってそれを忘れたまま、私のアカウントにログオンされたことを

別の端末で見て、慌ててしまったということだと思う。

 

これですべてが説明がつく。

このIDとパスワードの組み合わせは、他のとこでも使っていない筈。

従って、最初はGoogleそのものから情報は流出したのかもしれないと思った。

結果的に、すべての端末でのGoogleアカウントのパスワードを、

今まで以上に長くてややっこしいものにしたので、

当面はより安全になったと思う。

 

この件は無事解決したが、セキュリティに関しては常に気を付けていないといけない。

2020東京オリンピックに向けて、何が起こるか分からないし、

最近の雪解けムードに水を差すような北朝鮮サイバー攻撃がいくくるかも分からない。

 

いくつかの海外セキュリティ企業で、現時点のサイバー攻撃の状況が

地図上に表示されるサイトを公開している。

これを見ると、世界中で如何に激しくサイバー攻撃が行われているか

実感としてよくわかる。

この地図の上に、攻撃される側としてもする側としても

絶対に載らないようにしなくては。

 

 

2018年6月7日(木)リタイヤ生活533日目

今日は、朝のうち曇っていたが、次第に晴れて、

天気予報通りに暑くなった。

 

昨日、勤めていた会社の後輩からFacebookメッセンジャー

「今、暇」といった感じのメッセージが飛んできた。

後輩、しかもこの相手から、このようなメッセージを受けることは考えられないので

放置していたら、しばらくして「アカウントを乗っ取られたので、無視して欲しい」

とのメッセージが飛んできた。

これで最初の少し無礼なメッセージも理解することができた。

 

今日になってFacebookを見ていると、会社の別の後輩が

「ある友人が、Facebookのアカウントを乗っ取られて、危なかった」

との投稿をしていた。

その後輩も、「今、暇」といったメッセージを受け取っており、

同期なので不自然に思わずリプライしたところ、

「端末を忘れてしまったので、代わりにそちらのスマホで認証コードを受け取って

それを教えて欲しい」とのメッセージが入ったらしい。

そこで不自然な事に気づいて、別の手段で連絡を取ったところ、

アカウントの乗っ取りに築いたとのこと。

私への2番目のメッセージは、この時に送られたもののようだった。

最近はセキュリティが脅かされるインシデントが頻繁に起こっているようだ。

 

などと他人事のように思っていると、夕方になって使っているタブレットで、

「あなたのGoogleアカウントでログインされました」

「使っている端末は、PIXEL 2 XLです」といったGoogleからのメッセージが表示された。

「心当たりがありますか。もし心当たりがなければ、パスワードの変更等をしてください」

とも書かれていた。

 

これには驚いた。私はPIXEL 2 XL等というスマホは持っていない。

多分、誰かがアカウントを乗っ取ろうとしているようだ。

慌てて、Googleアカウントのパスワードを変更した。

単に変更といっても、パソコン2台、タブレット2台、スマホとiPodTouch、計6台

でそれぞれGoogle系のアプリが動いており、パスワードを設定し直さないと

自分自身が使えなくなるため、結構大変だったがすべてやり直した。

更に、今まで様々なサービスで設定しているパスワードを確認して、

乗っ取られると困るもので、同じパスワードを使っているものも、

すべて別のパスワードに変更した。

人には、パスワードの使い回しは危険、と言いつつ、

自分でもやっているところがあり、本当に面目ない。

 

現時点で、まだ確定ではないが、実際の被害はなかったように見えている。

Googleの二段階認証を設定しておいたことにより、

パスワードは盗まれたようだが、実際にログインはできなかったようだ。

 

どこからパスワードが洩れたのか、いくつかのキーワード等を

組み合わせているため、ソーシャルエンジニアリング等では推定できない筈だし、

このID、パスワードの組み合わせも他では使っていない。

Googleそのものから洩れたのか、あるいはGoogleのように見えたサービスで

私がうっかりとパスワードを入れてしまい、盗まれたのか、

この点がはっきりしないとすっきりしないものがある。

 

今後も気を付けないと!!