今日は朝から快晴、朝のうちは気温が低いようで、昼も少し涼しい感じだったが、
少し色づいてきた木々も綺麗だった。
今日は、家内の定期検診の日で、手術を受けた大学病院に行った。
約30-40分の道のりで、家内が入院していた時には毎日通た道のりだったが、
今日は久しぶりなので、一応、カーナビで道筋を確認しながら行った。
10時過ぎに病院について、家内は診療科へ、私は院内のスタバでコーヒーを飲みながら待つ。
これもいつもの通りだ。
今回は、加入しているボランティア団体の会報の編集が残っていたため、
パソコンを持参して、作業をやっていた。
あまり時間がかからず、編集が終了し、それをメールで転送して一段落。
後は、タブレットでYouTubeやNetFlixの動画を見ていた。
ふと、隣のテーブルに来た老夫婦の会話が耳に入っていた。
ご婦人の方が、旦那様に、タクシーで帰ろう、もう疲れたし、年金も入ったし、
とせがんでいた。旦那様の方は、それに対してはっきりした返事はしなかった。
途中で、旦那様の方が席を外したときに、ご婦人の方がカップの蓋を床に落としてしまった。
こちらで拾って差し上げた時に、ご婦人の方を見ると、目が不自由なようだった。
拾っておきましたよ、と伝えると、丁寧なお礼の言葉が返ってきた。
しばらくすると旦那様の方が戻ってきて、二人で手をつなぎながら寄り添って立ち去って行った。
このお二人は年金生活で、それほど裕福ではなさそうだ。
しかもご婦人の方は目が不自由なようだ。
でも二人で手をつないで寄り添って歩いて行くところを見ると、ほのほのとした気分になった。
この後、二人はタクシーで帰ったのだろうか、それともバスなどの公共交通で帰ったのだろうか。
でも、二人は決して不幸せだとは感じていないと思った。
私の家内も、手術をして、今もあまり体力は回復していないようだ。
でも、このご夫婦と同じように、いつまでもしっかりと寄り添って行ければ、と思っている。