2017年2月7日(火)リタイヤ生活206日目

先日、新聞の広告欄にある本の宣伝が書いてあって、

面白そうだったので、その場で電子書籍で買ってしまった。

このように電子書籍はいつでも買えるので本当に便利だが、

私の場合、買ってしまうと安心して、なかなか読まない場合もある。

物理的な本だと、積んでおいても目に付くのだが、

電子書籍では、アプリを起動しないとすぐに忘れてしまう。

 

話が横にそれてしまったが、書った本が山口敬之さんの暗闘という

安部政権の内幕のような、ドキュメンタリー風の読み物である。

これがどこまで本当か分からないが、結構本当らしく書かれていて、妙に納得してしまう。

 

まだ大統領になる前のトランプ氏と安部首相の会談模様とか、

プーチン大統領と安部首相の会談模様とか、

今までよく分からなかった部分が、割と説得力のある感じで理解できた。

 

今週金曜日には、トランプ大統領と安部首相の会談が予定されており、

どのようになるか皆が息を潜めて見ている。

前回の会談はそれなりにうまくいったが、

その後、トランプ大統領の日本叩きのような発言もあり、

反対に、先日の電話会談での友好的な雰囲気もあり、どうなるのだろうか?

 

トランプ大統領は、先日の米国への中東等7カ国の入国制限で、欧州各国など国際的にも批判されており、

その最中の会談が、うまくいかないと日本経済に大きな影響がありそうだし、

うまくいくと、逆に日本が移民を受け入れていないことに国際的な関心・批判が集まりそうな気もする。

これは安部政権の大きな失態にもなりかねない。

安部首相は、本当に難しい舵取りになりそうである。

 

暗闘という本は、比較的さらさら読めてしまい、それなりに面白かった。

また、今回のトランプ大統領との会談後に、続編のようなものがでるかもしれない。

そうしたら、また読んでみたいものだ。

2017年2月6日(月)リタイヤ生活205日目

週末はボランティア活動などがあり、結構忙しいが、

暇を見てNetflixイミテーション・ゲームというビデオを見た。

 

戦時中の実在する人の話だが、私はどちらかというと戦時中の話は余り好きではない。

しかしTVシリーズ:シャーロック・ホームズに出ていた私の住きな俳優

ベネディクト・カンパーパッチが主演していたので、多分外れはないだろうと思ったのがきっかけだった。

 

話は戦時中の英国、主人公はアラン・チューリング、コンピュータ関係の基礎を勉強した人なら

誰でも知っているあのチューリングマシンアラン・チューリングである。

私もチューリングマシンアラン・チューリングという人は知っていたが、

どのような人で、どのような人生を送ったのかは、この映画を見るまで全く知らなかった。

 

この映画のストーリーは、アラン・チューリングという天才数学者が、

第二次世界大戦中に英国内の極秘任務で、ドイツの暗号機エニグマを解読する

機械式のコンピュータを発明した話である。

 

チューリングは、様々な苦労をした後、解読に成功するが、

ドイツ軍に解読されていることを知られない為、非常に限られた人のみにこの事実を知らせている。

解読して得られた情報は、確率的に不自然でない範囲で、

ごく限られた重要な作戦の内容のみを連合軍に知らせ、

しかも別のリーク元もねつ造して不自然ではないようにしていたとのこと。

これは、連合軍が勝利したのち機密情報のまますべて消却され、

戦後50年してやっと開示されたとのこと。

 

従って、チューリング第二次世界大戦勝利の英雄といわれることなく、

しかもゲイだったため、処罰され、最後には自殺したらしい。

 

チューリングの機械式コンピュータがカチャカチャと動くのは興味深かったし、

最初のうちは、エニグマの暗号キーの切り替わる1日以内に解読できず苦労していた。

もちろん今のパソコンやスマホであれば一瞬で解ける問題だと思う。

 

久々に戦時中の面白い映画をみた。

やはりベネディクト・カンパーパッチ主演の映画には外れはない、とすると

今上演されているドクター・ストレンジも見に行った方が良いのかも。

 

2017年2月3日(金)リタイヤ生活204日目

最近、Netflix東京裁判というビデオを見た。

全4本のテレビシリーズのようで、8年間に渡る調査・取材を経て作成されたものらしい。

私は戦後に生まれて、東京裁判という言葉は聞いたことがあったが、

中身に関しては、A級戦犯とされた人たちが死刑判決を受けた、という程度の知識しかなかった。

 

内容に関しては、詳細は書かないが、結構面白い内容だった。

 

裁判所憲章に則り、平和に対する罪、人道に対する罪、通常の戦争犯罪の3つの容疑で

戦勝国11カ国からの11人の裁判官・判事で議論された。

しかし、平和に対する罪というのは、戦争開始時点では存在しない法律で、事後法となっている。

また、日本のアジアへの侵略行為が、他の欧米諸国の植民地政策と何が違うのか、

戦時中行われた民間人への迫害と、広島・長崎への原爆投下が何が違うのか、

ドラマでは明確に描かれていなかったが、裁判官・判事の中でも多くの意見の対立があり、

裁判そのものの正当性に関して疑問を呈する人もいた。

 

最終的にそれぞれ絞首刑、懲役などの刑が言い渡されたが、この裁判が本当に正当なものだったのか、

担当した裁判官・判事が法務的に本当に正しく判断をしたのか、やりきれな中途半端さの残る内容だった。

 

後でネットで調べたところ、この東京裁判は極めて政治色の強いもので、法的な欠陥等もあって

現在ではその内容に関して、かなり批判的な論説がなされているようである。

 

この11人の裁判官の中で唯一、インドのパール判事だけが、明確な論拠を示して全員無罪との

意見書を提出している。

その評価はいろいろとあると思うが、自分の信じる事に関して圧力に屈せず自説を曲げなかったことに感銘した。

 

もう少し勉強しなくてはいけないが、東京裁判というビデオは本当に興味深かった。

 

2017年2月2日(木)リタイヤ生活203日目

今日はスポーツボランティアの関係で、夕方からセミナーに参加した。

午後5時前に家を出て、虎ノ門に近い会場には6時過ぎに到着。

前回のセミナーも同じ会場で、リオオリンピックのボランティア経験者の経験談だったが、

今回はスキルアップ研修として、多様な文化・習慣を有する外国人への対応方法について学んだ。

 

実はセミナー受付で、私が登録されていないことが発覚。

しかし参加者が定員に達していなかった為、参加させてもらえた。

多分、Webでの申し込みで、最後のボタンを押し忘れてしまったのだと思う。

 

講習は、米国の大学に留学経験のある女性のコンサルタントの方で、

コミュニケーションの方法や、文化の違いの認識に関して、結構面白い内容だった。

 

日本と諸外国の空気を読む感の違いについて、

ハイコンテクスト、ローコンテクストとの表現で説明していた。

もちろん最もハイコンテクストなのが日本、ローコンテクストなのが欧米諸国やアメリカとのことだった。

我々から見ると、いちいち説明し文書化しないといけないローコンテクストの国は煩わしいと感じるが、

逆に見ると、日本のようにローコンテクストでしかも品質要求の強い国というのは

例えば国際的なビジネスのパートナーとして考えると、

相手から見て結構いやな国なのではないかと感じた。

 

途中で握手の方法についても実習があった。

私の場合には、手を握っている時間が長い、と注意された。それでは別の意味になってしまうとのことだった。

ということは、今までビジネスで挨拶した人との握手に関しては、何か変な意味があったのだろうか?

少し気になった。

 

最後に英語学習の重要性に関していろいろ説明していた。

これは前回のセミナーで、オリンピックのボランティアになるための準備としても言われていた話である。

やはりそろそろ本気で勉強しないとダメなのだろうか。

 

セミナー終了は午後8時半、家に戻ってきたのが10時過ぎ。

リタイヤして以来、久々に遅くなったが、結構参考になった。

今月、まだ同様のセミナーがあるが、まだ参加したいと思う。

2017年2月1日(水)リタイヤ生活202日目

今日も晴天。

午後から、あるボランティアの集まりに参加。

終わったのが4時前で、急いで帰宅する。

今日は、夜に家内とよみうりランドのイルミネーションを見に

出かけることになっていたのだ。

 

家を出発したのが5時前で、まだ明るかったが、

家からよみうりランドまで車で45分くらいかかったので、

到着した頃は夕闇が迫っていた。

 

立体駐車場にとめて、チケットを購入し、園内へ。

今日は平日のため、空いていて、誰もいなかったらどうしよう、と家内とは話していたが、

実際に入ってみると、結構、カップルが来ていた。

平日にどうして来られるのか?

学生、フリーター、水曜休みの店員、はたまた

近所の会社員が水曜のノー残業デーにやってきたのか。

まあ、中のレストランも、イルミネーションも、

混んでいるのではないが、程良く人がいる感じだった。

 

肝心のイルミネーションは、本当にきれいだった。

よみうりランドの園内、あちらこちらで色分けされた美しいイルミネーションが輝いており、

場所によっては音楽にあわせて、点滅し、色が変化していく。

夜が更けるにつれて気温は下がり、寒さが身にしみてきたが、

それでも見る価値のあるモノだったと思う。

 

ただ、もともとアミューズメントパークのせいか、

屋外の屋台のような飲食店が多かったので、

寒さをしのぐ、屋内のカフェも欲しかった。

園内のレストランの品ぞろえやや味も今一つだったように感じた。

 

あと広い園内を歩いていると、闇に紛れてどこにいるのか分からなくなり、

どのゾーンを歩き終えて、どのゾーンをまだ歩いていないのかが分からなくなってしまった。

夜でも分かりやすい案内が欲しかった。

 

都合2時間程歩き回って、美しいイルミネーションを堪能し、

一通り園内を歩き終えたような気がしたので帰路についた。

 

言い出しっぺの家内も大変満足したようだった。

 

2017年1月31日(火)リタイヤ生活201日目

今日も晴天。

昨日同様にボランティア関係の打ち合わせがあり、午後からバスで出かける。

晴天だが気温は低め、との予報に反して、バスに乗っていると強めの日差しが入ってきて

少し汗ばむくらいの感じになる。

 

最近、ボランティア活動を初めて、頻繁に外出することが多くなった。

もちろん会社員時代よりも緩い感じだが、ボランティア活動は比較的週末が多いため、

平日と休日が入れ替わっている感じがする。

従って、家内とのお出かけも、人の混む週末を避けて、平日ばかりになっている。

下手をすると、どこかに行ってもほとんど人がいないこともある。

 

さて、出かけた先での打ち合わせを済ませ、早めに終わったので少しどこかに立ち寄ろうと思ったが、

今日は駅の近くの繁華街にきているので、喫茶店くらいしか立ち寄るところがない。

喫茶店よりも家に帰ってゆっくりとコーヒーを飲んだ方がくつろげるだろうということで、そのまま帰宅。

 

帰路のバスの中では、電子書籍で山崎敬之さんの「暗闘」という本を読んだ。

これは、つい最近の新聞の広告に出ていた本で、安部首相の最近の活動、

特にトランプ、オバマプーチン等との一連の会談について書かれているもので、

どこまで正確かは計りかねるが、結構納得できる内容になっている。

 

安部首相の政策を全面的に肯定するわけではないが、自分の正しいと考える理想に向かって

本当に命がけでやっていることが伝わってくる。

もちろん民進党のように、いくらでも批判することは出来ると思うが、

やらないで批判されているのではなく、信条を持って全力で進めて批判されていることはすばらしいと思う。

 

最近は、民新党の批判が、何か矮小なものに感じられる。

民新党は、もっと責任ある野党としてのしっかりしたスタンス、ポリシーを持って、

批判ばかりではなく、是々非々で進められるようにしないと先細り一方ではないか。

 

などと、本を読みながら、えらそうな事を考えているうちに家に帰り着いた。

とりとめのない1日だった。

2017年1月30日(月)リタイヤ生活200日目

今日も晴天。気温は低いが気持ちのよい朝だった。

午前中から、あるボランティア活動の関係で打ち合わせに出かけた。

 

このボランティア活動には、自分自身でも少しチャレンジしているところがあって、

ここ1-2週間は集中していろいろと準備してきた。

もともとこのボランティア活動に応募したのは、活動内容が私にとって未知の部分が多く

もっと知りたい、そのためにはこの活動に参加するのが一番良い、と判断したためだった。

結果として、しばらく没頭したおかげで、期待した以上にずいぶん多くの知識が得られた。

 

ただ自分にとって良いと思っても、ボランティア活動で支援されている側にとっては良いのかどうか?

そこが気になっていた。

 

結果として、午前中の打ち合わせで先方の団体の方が積極的に進めて頂けたこともあって、

何とか成果に結びつけそうなところまで到達した。

打ち合わせの最後に、相手の団体の方が、これをやることがだんだん楽しくなってきた、

と発言されたのが大変嬉しかった。

どの程度貢献出来たかは分からないが、少なくとも寄り添って支援することで、

苦労ではなく楽しい、と思ってもらえるようになったことが良かったと思う。

 

打ち合わせが終わって、昼時になったので、コンビニでおにぎり等を買って、

近くの城址公園にのぼって、広場のベンチでのんびりと食べた。

冬の穏やかな日差しが本当に気持ちいい。

広場では、若いお母さんが小さなお子さんと楽しそうにフリスビーで遊んでいる。

 

最近、ボランティア活動をいくつか経験してきた。

楽しいものも、そうでないものもあったが、相手の喜んでいる顔をみられるのが一番やりがいがある。

いろいろと思うところがあって、今回のような種類のボランティアは、もうやらないかもしれないが、

これからはどうしようか、と一人ベンチでゆっくりと考えていた。