2019年5月16日(木)リタイヤ生活759日目

早朝から日が射して気持ちのいい1日が始まった。

 

今日から2泊3日の旅行。
羽田空港8時55分発の飛行機に確実に乗るためには、
午前5時半には近所の駅から出ている空港バスに乗って、
ということで結局、朝は3時半起床。
家内は3時起床だったようだ。


2日前にぎっくり腰になって、今日が3日目、
大体3日で直るので今日中には回復する筈なのだが、
空港バスや飛行機の座席で少しでも姿勢が悪いと、
ジーンとした痛みが出るため、少し辛かった。
家内がそれを察して、トランクを引きずってくれたので
だいぶ助かった。


飛行機の目的地は徳島空港
約時間あまりの飛行で、うとうとしている時に
ドンという衝撃で目を覚ますと、飛行機が空港に着陸していた。
旅客は、ビジネスマンと観光客が大体半々程度、
平日なのに、小型機の座席はほぼ満席だった。


空港近くのレンタカー店舗に徒歩で移動。
といっても空港ビルを出て3分程度。

空港ビルを出ると、すぐそこに店舗が見えていた。
今回、飛行機、レンタカー、ホテルをパックで予約して
レンタカーは1ランクアップしておいたのだが、
ラッキーなことに愛車と同じ車種の新車で、
レンタカーには珍しく、衝突防止の安全装置やバックモニター
も付いており運転しやすかった。

これはさい先が良かった。


最初の目的地は鳴門公園で、10時半に干潮で
前後2時間は渦潮ができるとのことだったが、
着いた時には、鳴門大橋の下で潮の流れはあるものの、
はっきりした渦は確認できなかった。
でも、まあ一応、渦潮をみたということにしておこう。


早々に今日の主目的である大塚国際美術館へ。
鳴門公園から車で5分程度。
昨年の紅白で中継されて有名になった美術館だ。
国立公園の中に建設されたため、
景観を損ねないように建物の大半が地下に建築されているとのことだが、
それでもかなり立派な建物だ。


少し離れたところにある海の近くの駐車場に停めて
シャトルバスで美術館へ。
入場料は一人3000円余りで少し高いが、
結果的には、それでも余りある素晴らしいところだった。


ここの作品はすべて世界中の名作の複製で、
すべて陶板に焼き付けてあるため、
実際に触ってみることもできる。
パンフレットを見ると、それぞれの作品の複製を作る許諾をもらってから
陶板に焼き付けて、更に職人が修正の作業をするとのこと。
これだけ膨大なコレクションを一つ一つ許諾を取って
作るまでに一体どのくらい費用がかかったのかと思うと、
信じられない気分だった。
パンフレットによると、この美術館は大塚製薬グループの記念行事で構築したもので、
陶板に焼き付ける技術もグループ会社で開発した技術とのこと。


関内の作品をすべて見るには約4km以上歩く必要があるとのこと。
ルノアールゴッホピカソなど有名絵画はもちろんのこと、
学校の美術の時間に習ったほぼすべての絵画をみることもができた。
ダビンチの有名な最後の晩餐などは、実物大の巨大な壁絵が
修復前と修復後の両方、向かい合わせで展示されていた。
中には、元々、一カ所の教会にあった6つの絵が
現在はヨーロッパの6カ所に別れており、
それをこの美術館では1カ所に集めて再現した、というものもあった。


後は、紅白で中継されたシスティーナ礼拝堂
前面のミケランジェロの巨大な壁絵、そして天井絵など、
迫力満点の礼拝堂が再現されていた。
途中、昼食とお茶の休憩をした。
長時間歩き回ってかなり疲れたが、実りのある美術館だった。


心地の良い疲れを感じながら徳島市内のホテルに移動。
夕食はホテルのビュフェを食べて、満足して就眠。
明日は、香川、そして高知だ。