今日も、温暖で天気が良かった。
3連休が終わり、人の流れも平常に戻ったのではないか、
ということで、今日は家内と鎌倉に出かけた。
朝8時半前に出発し、家内が足首が少し痛いというのでバスで駅まで。
先月の島根・鳥取旅行で痛めた足首が、最近はだいぶ回復していたはずなのに、
先日の散歩で、長めに歩いたら、また少し悪化してしまったようだ。
通勤時間帯にかかっている筈なのに、運が良かったようで、
北鎌倉まで何回か乗り換えをしたが、すべて座っていくことができた。
北鎌倉駅のホームは狭かった。
電車が長いのでホームは長いが、幅は2-3人が並ぶと窮屈な程だ。
家内の話によると、昨日までの連休中は、
この狭いホームに人が溢れている様子がテレビで流れていたそうだ。
今日は平日の筈なのに、シニアを中心に人が多く、
溢れるとまでは言わないが、狭いホームなので、流れが悪かった。
駅の臨時改札はふつうのゲートが開いているだけ。
ゲートの横に、券売機のような形をしたSUICAの検札機がおいてあった。
改札を出ると円覚寺への人の流れが出来ていた。
山門をくぐって、入り口で参観料を払って中へ。
仏殿でお参りをして、少し奥まで行ったが、
家内の足首の調子が気になったので、少し手前で切り上げて御朱印を頂き次のお寺へ。
円覚寺を出たところの踏切を渡って、
その先の道を少し鎌倉駅側に歩いていくと直ぐに東慶寺があった。
ここでも参観料を払って中へ。
この辺のお寺は、近くに鬱蒼と木や竹が茂った裏山が迫っており、趣がある。
浄智寺も同様で石段を上がって山門をくぐると同じ様な趣だった。
本堂で参観し、少し歩き回って御朱印を頂き、次のお寺に。
このようなことを書くと罰が当たるかもしれないが、
1つのお寺で、参観料、お賽銭、そして御朱印の初穂料と支払っている。
鎌倉はお寺が多いので、同じようにいくつものお寺でお参りをして御朱印を頂いて行くと、
それなりの金額になってしまう。
鎌倉のお寺巡りというと、交通費と昼食代以外にはあまりお金がかからないように感じるが、
実際には思った以上の出費になる。
ここは、裏山が岩場で、そこを掘って祭壇が祭ってあった。
少し歩き回ると布袋さんの石像があり、おなかをさすると御利益があるとのこと。
家内とおなかをさすっている写真を撮りあった。
そこから元の道に戻り、踏切を渡って少し北鎌倉駅側に戻り山の方向に入っていくと明月院へ。
ここは、建物の中の丸い窓越しに紅葉が見えると言うことで家内が楽しみにしていたところだ。
庭園をたどって一番奥の方の建物に行くと、窓のところには、
撮影しようとする人の列が出来ていた。
窓の向こうには綺麗な庭園の景色が見えたが、残念ながら紅葉には少し早かったようだ。
庭園も綺麗だったし、大きなリスが餌付けされていて、木々の間を飛び回っていた。
この辺で11時半を過ぎて空腹感を覚えたので、道沿いの小さなレストランに入った。
今日も人が多かったので、道沿いのレストランはどこも満員のようだったが、
このレストランはなぜか1組しか客がいなかった。
私はラザニア、家内はカレーを頼んで、空腹を満たし、更に少しゆっくりと休むことができた。
料理はおいしくて、我々が入ったときには客は少なかったが、我々が出る頃には満席になっていた。
給仕をしていたご婦人は、このレストランのオーナーかオーナー婦人らしく、
他の客との話を聞いていたところでは、誰か芸能人のお母様らしかった。
更に道を進んで、建長寺へ。
ここは、さすがに臨済宗建長寺派総本山ということで、
いままでの趣のあるお寺とは違っていて、広々として立派なお寺だった。
隣に鎌倉学園という学校があり、家内の話によると、桑田佳祐さんが出た学校とのことだった。
これで今日は5つのお寺を参観することができた。
いくつものお寺を参観し御朱印を頂いてきたが、
私のお寺専門の御朱印帳もまもなくいっぱいになりそうだ。
次に、鶴岡八幡宮へ。
道を下っていって、曲がり道の途中で石段を上がると本殿についた。
さすがにここは名所だけあって、今まで以上に人が多かった。
ここでも参観して、御朱印を頂いた。
私は御朱印帳をお寺用と神社用に分けて2冊持っている、
こちらは神社専門の御朱印帳の方で、これもいっぱいになりそうだ。
今まで、伊勢神宮、出雲大社、明治神宮、熱田神宮、諏訪上社・下社、東国三社等
等々由緒ある神社で頂いて来た。
まもなく1冊終わるが、2冊目も家内といっしょにあちこちを歩き回って御朱印を
頂けるようにしたい。
鶴岡八幡宮から参道を、道の両側のお店を見ながら、海に向かって下って行った。
家内はここで、大分疲れたようだったので、途中の喫茶店で一休みした。
時間は午後2時過ぎ。
ここまで6カ所、事前の計画では更に6カ所回って、
夜には長谷寺のイルミネーションを見てから返る予定だったが、
家内の体力を考慮して、ここで今日の散策は終了することにした。
鎌倉駅から横浜で乗り換え、更にもう一回乗り換えて最寄りの駅へ。
家内は、幸いなことに席に座ることができて、列車の中ではほとんど寝ていたようだった。
今日の鎌倉は、当初計画の半分の散策で終わってしまったが、
それでも家内とゆったりと歩き回ることができた。
家内の万歩計は1万5千歩だったとのこと。
私は、あちこちをせせこましく回るような、無謀な計画を立ててしまう傾向があるようだ。反省。
でも、鎌倉の少し早めの秋を十分堪能できた1日だった。