2018年10月29日(月)リタイヤ生活631日目

今日は朝から晴天。

気温も少し上がって、日中はきもちのいい秋晴れの天気だった。

 

昼食を早めにとってから、午後からはある喫茶店へ。

ここで、月1回、ご婦人二人に、パソコンやホームページの相談にのっている。

この喫茶店は、ビルの2階にあり、隠れ家的なところで、

Wifi環境も整備されており、コーヒー1杯でゆっくりとしていられるので、

落ち着いて相談にのることができる。

今日もいろいろと質問があったが、OneDriveのこと以外はすんなりと答えることができた。

OneDriveの同期などの動作に関しては、私も以前から十分に理解できていないところがあり、

丁度いい機会なので、持ち帰り調べて回答することにした。

夕方になって解散し、自宅へ。

 

夜になって、フジテレビで話題になっているドラマ:スーツを見た。

しかし最初の方を少しだけ見て、いたたまれなくなって、チャンネルを切り替えてしまった。

このスーツは、米国のTVドラマ:SUITSを日本にローカライズしたもので、

以前1回見て、最近になって2回目を見直している。

ただ、元のドラマを見てから日本語版を見ると、チープなところが随所に見られ、悲しくなってくる。

 

まず、セットがチープ。一流の法律事務所なのに、机や椅子が安っぽい。

重厚感のない机に、パイプ椅子に毛が生えたような椅子を使っている。

屋上のシーンも、原作でのニューヨークの夜景を臨む屋上ではなく、

金網の張られた古いビルの屋上のようだ。

これは予算や、使えるセットの制約だとは思うが、仮に設定が日本であっても

弱小の法律事務所的なイメージになってしまうため、とても悲しい。

私自身、会社勤めの時に、大手町の大手法律事務所に何回か行ったことがあるが、

ドラマのシーンよりは遙かに重厚な造りだった。

 

それに役者のイメージが、原作と全く違うし、個々の俳優の演技力にも差がある。

ハービィ役の織田裕二はとりあえず除外しても、ジェシカ役の鈴木保奈美

そして原作で私の好きな美人秘書のダナ役をやっている中村アン、等は本来のイメージとは全く違う。

つまり、原作の自信に溢れたイメージとは全く違う、線の細さ、存在感のなさを痛感してしまう。

この辺は、ドラマの骨格に関わる部分なので、妥協することは出来ない。

フジテレビでは、役者ありきでドラマを作ると聞いた気がするが、

むしろドラマの設定にあった役者を選ぶべきだと思う。

 

それに米国のSUITSを見たときに、日米の司法制度や考え方の違いを痛感したが、

今回、それをむりやり日本での設定にしたため、ストーリー設定自体も、

似ているようで、全く違った違和感のあるものになってしまった。

そのため、日本のディズニーランドと中国のディズニーランドもどき、

ほどの差が出ているように感じられる。

 

日本でも、TBSの半沢直樹陸王等の日本的な良いドラマは作られているのに、

米国のSuitsを無理矢理持ってきたのは、フジテレビの大失敗ではないかと思う。

私はたぶん、日本語版のスーツは二度と見ないと思う。

原作のSuitsを見た人の大半も、同様の思いだと思う。