今日は朝からあまり天気は良くなかったが、途中から晴れ間が見えるようになり、
夕方近くには再び雲が厚くなった。
新盆２日目。
今日も早めに旅館を出て、実家で新盆の手伝い。
昨日も100人以上の方がお参りしていかれたが、
今日も同じくらいだった。
毎日暑いせいか、午前中が多かった。
多くは兄の会社の取引先が、この地方の財界の知り合い、
あるいは町内の方など。
私は高校を出て以来、東京暮らしなので、
ほとんどが、知らない人ばかりだ。
でも、線香をあげた後の茶飲み話は、なかなか面白い。
最近のこの地域での景気の話、
この辺の人の噂話、今年の異常気象の影響、
例えば、野菜はダメ、でも果物は小ぶりだが美味しい、などといった話。
ここで話を聞いているだけで、何かこの地方の事情通にでもなった気分になる。
午前中は来訪客でてんてこ舞いだったが、
午後になると一段階したようだ。
本来であれば、昨日13日の夜に玄関の外で向かい火を焚いたので、
その前に来られた方は、まだ仏様が戻る前に
線香を上げにこられたことになってしまうが、
まあ気持ちの問題なので、よいかな、と思っている。
結局、今日も100人近い方が来られ、
ご仏前のお返しが足りるかどうかやきもきしていたが、
なんとか足りたようだった。
地方にもよるが、田舎のつきあいはこのようなものだ。
都会の人間からすると煩わしい、と思う反面、
何かと「つながり」のある田舎ならではの暖かみも感じることができた。
