今日も相変わらず暑い。
いつもは暑いといっても、既にリタイヤした身なので、
朝のうちは自宅でゆったりとしている。
今日は、久々にある外国系企業のセミナーに参加するため、
一応、会社員らしい格好をして8時過ぎに家を出た。
駅まではゆったりと歩いて10分もかからないが、
既に30度の強い日差しで、途中で汗が吹き出しそうになってきた。
少し早めに駅に着いたので、プラットホームで団扇をあおって涼んでいた。
思ったほどは電車が込んでおらず、ゆったりと乗ることができた。
途中の駅で急行に乗り換えた頃には、汗は引いていた。
更に乗り換えて、やっと渋谷へ。ここは、やはり人、人、人だった。
でもまだリタイヤして2年、雑踏でめげることもなく山手線に乗り換えて目的の駅へ。
会場は駅から歩いてわずか3分。
余り暑い思いをすることなく到着し、館内の冷気にほっとした。
受付開始まで待って、ほぼ先頭をきる形で受付を行い、セミナー会場に入った。
今回のセミナーはセキュリティに関するものであり、企業向けの製品を出しているため
セミナーの内容も、個人向けではなく、企業の主に標的型攻撃等に関するものだった。
個人向けは、話題のランサムウェアのように金銭略取が目的であることが多いが、
企業や団体、政府機関等をターゲットにした攻撃は、
情報奪取、破壊工作、を目的とするものが多く、
計画的に長期にわたって静かに潜入していくものなので、
関知することも難しく、本当に何か起きるまで被害にあっていることもわからない場合がある。
攻撃も国家ぐるみのものもあり、北朝鮮、中国、最近はロシアからの攻撃が増えているとのことだった。
このような話は新聞等でもあまり大きくは報道されることはなく、
今回のようなセミナー等に参加しないと実状を聞くことはできない。
それが、暑い中でわざわざ都内のセミナーに参加した理由なのだが、
何回聞いても興味深い。
国家ぐるみのハッカー集団と、政府やセキュリティ企業のホワイトハッカーの戦いである。
国内外の講師による幾つかのセッションを聴講して、
わからない用語等も幾つかピックアップできた。
これからしばらくの間は、ネットで面白そうな情報を調べられそうだ。