2018年7月9日(月)リタイヤ生活555日目

今日も晴天、朝は湿気が少なく、清々しい天気だったが、

日中は気温は32度くらいまであがった。

 

今日は、ある団体の代表の方に呼ばれて、午後から訪問した。

昨年前半には何回か訪問していたが、しばらく空いてしまったので

約1年ぶりの訪問になった。

 

先方の事務所におじゃまして、約1年ぶりに代表の方とお会いすると、

ひどく痩せられていることに気づいた。

笑顔で迎えて頂いたのだが、痩せすぎているのが気になった。

 

実は昨年お会いした時に、代表の方からガンが再発したとの話を伺っていたが、

今回、お話を聞くと、再発したガンが進行しており、

西洋医学では既に手の打ちようがない状態になっているとのこと。

そこで東洋医学の先生に頼って、今は小康状態とのことだった。

体力も落ちて、今は1日に3ー4時間程度しか働けないとのこと。

 

1年前にお会いしてから、健康の事以外にも、団体に関して

いろいろとあったようだ。

このような団体の活動では、親や子に対して親身にならなくてはならない反面、

いろいろと経営的には厳しいところがありそうである。

身につまされるような感じで、またその場が暗くなってしまうそうで、

あまりいろいろと聞くことができなかった。

 

その後、依頼事項に関してお聞きした。

その団体で、監査の方が二人いるのだが、いずれも今回退任されるとのことで、

次の監事をやってくれないかとのことだった。

私は、代表の方の人柄にも引かれ、団体の活動にも共感しているため、

何とか力になれればと思ったが、監査は私の専門外で、しかもNPOの監査となると

いろいろと気を使わなければならない部分もありそうである。

 

普段であれば、未経験の分野があると、チャレンジしてみたくなるのだが、

今回の場合には、お受けして私の未知・未経験のために、かなりのご迷惑を

かける恐れがあるため、受けることができなかった。

 

話が終わって帰る時には、にっこりと挨拶したが、

実際には自分の無力さに打ちひしがれる思いだった。

 

ガンに体が蝕まれながら、我が子が発達障害ではないかと悩んでいる母親等に手を差し伸べ、

苦しい経営の中で何とかやっている人をみて、自分はいったい何をしているのだろう、

と自問自答しながら帰った。

 

あまり暗い話は聞かなかったし、代表の方は一貫してにこやかに話されていたが、

私の心の中に生じてしまった、焦燥感とか罪悪感のようなものは、

1日中消えることはなかった。