今日も真夏のような晴天。暑い。
今朝、午前3時頃からワールドカップロシア大会の決勝リーグ・ベスト16、
日本対ベルギー戦があった。
これを見るために目覚ましをセットして少し早く寝たが、2時間頃には自然と目が覚めた。
前評判では、ベルギーは相当強いらしい。優勝候補の一角とのことだ。
日本は、予選リーグ、1勝1敗1引き分けで何とか2位通過したが、
ベルギーは全勝とのこと。
予選リーグ第三戦で、日本は予選突破のため、負けているのにボールを回しており、
いろいろと賛否両論がでている。
韓国などは、第三戦でドイツに勝ったものの予選リーグを敗退し、
日本の戦い方に対して「醜く勝つよりも美しく負ける方がいい」等と批判しているらしい。
ここで、ベルギーに一方的に負けてしまうと、やはり日本は姑息な予選突破をした、
と言われかねないため、この試合の戦いっぷりが国際評価にとって重要になりそうだ。
午前3時試合開始、終了まで2時間かかるので、見ている会社員の人は、
そのまま会社に行くか、年休を取って寝るかしかない時刻だ。
先発メンバは、予選リーグ第一戦、第二戦と同じで、スムーズな連携がとれそうだ。
開始直後は、落ち着いた試合運びで、一方的に攻めも攻められもしない感じだった。
このまま行くと、どこかでちょっと失点して1対0で敗退ということもありそうな感じだった。
特に大きく盛り上がることもなく前半終了。
後半になって、柴崎のぎりぎりのスルーパスから原口が抜け出して1点。
更に少ししてから、乾のロングシュートで更に1点。
あれ、前評判では負けそうだったのに、勝ってしまうかも、と誰もが思ったと思う。
でもリードしていると、最後に防戦一方になって、きわどい試合になることが多い。
等と心配している時、相手チームが選手交代をした。
その後、何気ないゴール前のやりとりから、
軽くセンタに向けた相手チームのヘッディングのボールがそのまま日本ゴールに入ってしまった。
たぶん、相手の選手も、ゴールは狙っていなかったと思う。
でも、このゴールで雰囲気が変わってしまった。
その後、センタリングしたボールを、相手の長身選手がヘッディングしてまた1点、
これで同点になってしまった。日本側は、皆、同点で動転してしまったと思う。
ベルギーは、オランダの隣国、長身選手も居るはずだ。
でも何とかディフェンダーがカバーできなかったのだろうか。
同点のまま、アディショナルタイムに。
日本がコーナーキックを獲得した。
これで決まればベスト8,決まらなくても延長戦か、と思ったが、
ボールを取った相手キーパーが、それを素早く前線に送り、
センタリングからスルーパスをして、一人余っていた相手の選手がゴールしてしまった。
アディショナルタイム4分の終わり頃だったので、これで万事休す。
試合は日本の負けで終了してしまった。
選手も観客も、何ともいえない悔しさを感じたと思う。
一度はベスト8が目の前に見えていたのに、
後半の20分で、それがどこかに飛んでいってしまったのだ。
結果的には、試合前に心配していたぼろ負けではなく、
善戦して本当にいいところを見せることができた。
でも、一度とれたと思ったものが消えてしまうと、
なぜこんなにむなしいのだろう。
結果として、わずか1-2分のボール回しの機微で敗退してしまった。
これで、予選第三戦のポーランド戦終盤の、負けているのに消極的な時間稼ぎのボール回しをしたことが、
結果的には、賢い判断だったということになったかもしれない。
今回のワールドカップ、日本は直前に監督交代をしたにも関わらず、
大きな成果を上げることができたと思う。
でも、通算成績は、1勝2敗1引き分け、まだまだ伸びしろがありそうだ。
次のワールドカップに向けては、多くの主力選手の世代交代があると思う。
誰が出てくるか、次に期待したい。