朝3時過ぎに起きると、既に家内は起きて化粧を始めていた。
最近、朝が早くなったといっても、流石に外は真っ暗。
かなり早い朝食をとって、着替えて支度を済ませ、
家中の戸締り、安全のチェックを済また。
B型なのに神経質な家内は、出かけるときにはいつもチェックリストを作る。
持ち物のチェックリスト、空ける家のチェックリスト。
今回は後者に関して、戸締まりや電源等を家内と二人でだぶるチェックした。
5時35分頃に家を出発。
6時に最寄りの駅から出る空港バスに乗って、8時過ぎに羽田空港国際線に到着。
始発から終点なので楽だ。
早朝なのでバスは空いているかと思っていたが、
途中2カ所に停車して、結局満席に近い状態になってしまった。
空港カウンターでの集合時間が9時半だったので、
小さなトランクを引きずりながら、家内と上のフロアなどを見て時間を潰した。
やっと9時近くになって、3F出発ロビーの降り、
海外用モバイルWifiとトランクを受け取って、両替もしてから、少し早めに集合場所へ。
受付カウンターは、1つのカウンターで複数の旅行会社のツアー客を受け付けているようだった。
カウンターには受付の人以外だれもいなかった。
ダメもとで早めにお願いしたところ、あっさりと受付をしてくれて、
そこで受け取ったeチケットを持ってJALカウンターへ。
今回は少し奮発してビジネスクラスなのでカウンターも空いているかと思ったが、意外に混んでいた。
そこでチェックインして大きい方のトランクを預け、
そのまま手荷物チェックと出国審査へ。
今回はビジネスクラスなので、サクララウンジに行って1時間半ほどのんびりした。
広々しており、軽食や飲み物もあったので、ゆったりすることができた。
出発時刻近くになって出発ロビーに移り優先搭乗で機内へ。
今のビジネスクラスの座席は、以前よりも更に快適になっていて、
横1:2:1の4席だけの配置で、全席が通路に面しており、
正面が少し斜めに向いていて、電動椅子を倒すとフルフラットになる。
椅子にはマッサージ機能もあり、正面の画面も19インチ位の大画面で、
ヘッドフォンもノイズキャンセル機能付きだった。
仕切りもあるのでプライバシーも保たれて、快適に過ごせた。
11時半の定刻通りに飛行機が離陸して、シートベルト着用のサインが消えたら、
座席を大きく倒して機内エンターテイメントの映画を見ることにした。
先日、ネットで見たスターウォーズも入っており少し残念だった。
朝食が配られ、私は洋食を注文し、食べ終わると、あとはのんびり。
以前、外国の旅客機だったが、行きの和食が口に合わなかったことがあり、
それ以降は、いつも洋食を頼むことにしている。
目的地のシンガポールは時差1時間なので、飛行時間7時間でも現地時間の午後5時半頃には到着。
入国手続きをしてトランクを受け取りロビーに出ると、
旅行会社の現地のガイドさんが待っていて、
他の女性2人組と一緒にマイクロバスでホテルまで案内してくれるとのこと。
車に乗るため外に出ると、気温はそこそこ高い程度だったが、湿度が異常に高く
むっーとしているのが印象的だった。これはきつかった。
車に乗ると、道路は右ハンドル、左側通行で、日本車も多く、我々には親しみやすい雰囲気だった。
車中から外を見ると、街を歩いている人は、赤道直下にも関わらず、長袖の人も結構いた。
ガイドさんの話によると、日差しが強い日には長袖を着るとのことだった。
女性二人組は、我々より前に別のホテルで降りていて、
我々だけが、マリーナマンダリンで降りた。
マリーナマンダリンホテルでチェックインすると、なんとダブルベッドの部屋しかないとのこと。
有名なマリーナベイサンズの見える海側の部屋にアップグレードしていたのだが、
そこはダブルベッドしかないとの説明だった。
旅行会社には、もともとツインベッドを強く要求しており、
アップグレードのことを説明する際にも再度念を押しており、
旅行会社の説明では、要求はきちんと伝えたが、当日どうなるかは確約しかねる、とのことだった。
でも、ホテル側の説明では、もともとこのクラスの海側の部屋はダブルベッドしかない、
とのことで、そうであれば最初からダブルベッドが確定していたことになり、
何かだまされたような気分になってしまった。
街側の部屋でツインベッドにすることも考えたが、せっかくの景色なので、
諦めてダブルベッドの部屋にした。
ここまでで時刻が少し遅くなってしまったので、夜はホテルにつながっているマリーナスクエアという
ショッピングモールの中のレストランであわただしく麺を食べた。
普通の中華麺なのに、家内と二人で、シンガポールドル(約80円)で40ドル以上もして少し驚いた。
夜はしかたなくダブルベッドで。
私が寝返りをうったりトイレに行くとベッドが揺れるため、
家内はほとんど寝られなかったとのことだった。
シンガポールの蒸し暑さと、寝不足で家内は体調を崩し、
この後は、あまり楽しくない旅行になってしまった。