今日は、台風が東京の南海上を北上しており、1日中雨だった。
天気予報では、バケツをひっくり返したような雨、という話もあったが、
実際には、雨はさほど対したことはなく、風が強かったようだ。
結局、1日中、家に隠ってしまった。
実は5月20日にTOEICを受験した。
昼前にリビングで家内と話しているときに、
スマホでTOEICのページにアクセスしたところ、結果が掲載されているのが分かった。
今やっているスポーツボランティアで、
できれば外国の方と接する多言語ボランティアとして登録したい、
そのためにはTOEICのスコアが必要、ということで、初めて受験したのだった。
本来であれば、会社員の頃に海外出張の条件としてTOEICが必要だった筈だが、
その時には、なぜかよく分からない理由で免除された。
もともと私は試験嫌いなので、免除されてわざわざ受験することもなかろうということで、
周囲にはTOEICスコアを持っている人が数多くいたが、
私自身はどの程度の英語力なのか分からないまま今に至っていた。
ただ、ある時、TOEIC630点といっていた部下が、実際に外国の方が来訪した際に
まったく会話ができず、という状態だった事や、
多言語ボランティアで登録している留学経験のある人が
TOEIC730点、等と聞いていたので、楽観的には、自分はその間程度かと、
勝手に良い方向に想像してきた。
最近は、スポーツボランティアの競争は激烈だ。
勝ち残るためには、多言語ボランティアで登録する方が有利そうだし、
そのためにはTOEICの認定書のコピーが必要なため、
きちんとTOEICを受験するしかなかった。
ネット上で確認したところ、あるマラソン大会の多言語ボランティアは
最低でもTOEIC730点が必要なようだった。
昨年から、受験しなくては、と考えてきたが、なかなか申し込む気になれず、
今回やっと決心してTOEIC受験申請をした。
受験申請をしたからには、準備をしなくては、とまず公式問題集をamazonで1冊だけ購入した。
試験を作成している会社が執筆した公式問題集。これならば間違いないだろう。
届いた問題集には、2回分の問題が収録されていた。
早速、テスト1を実施。45分間のリスニングと75分間のリーディング。
届いて、実際にやってみて、これまで正直、TOEICの事を甘く見ていた事を痛感した!!
リスニングは、何を言っているかわからず、ほとんどついていけず、英語耳ができていないことを痛感した。
リーディングは、長文読解問題を、確実に、と解いていたら、
全問題の2/3位のところで時間オーバーになってしまった。
やけに長文が多く、きちんと読んでいると間に合わない!!
ここで焦った。このままではとんでもない得点になってしまう。
これでは、多言語ボランティアもおぼつかない。
730点なんてとても無理だ。
あと1ヶ月しかない、どうしようか?!
YouTube上で調べたところ、TOEICの過去問が大量に掲載されているチャンネルがあった。
世界中の各国で実施された実際のTOEICテストが掲載されているらしい。
TOEICテストは、比較的最近、出題形式が変わって少し難しくなったらしいが、
YouTubeに掲載されている問題は、構成から見て旧形式のようだった。
問題構成は変わっても、基本的な内容は変わらないだろう、
とりあえず、すがるものもないので、旧形式でも良いからと、
それらを順番に解いていくことにした。
ひたすら解いて、採点して、間違っているところを見直す。
それを繰り返していくと、次第にTOEICテストの流儀や、
出やすい単語、文章のパターンが分かるようになってきた。
Youtubeに掲載されている問題では、
リーディングでも勝手にページめくりされてしまうため、
逆に解くべきスピードを体得することができた。
受験前の日に、久しぶりに公式問題集のテスト1をやって、
当日の朝にはテスト2をやってみた。
久しぶりとはいえ、1度は解いたことのある問題なので、
あまり参考にならないが、一応、時間内に全部解くことができるようになった。
後は、45分+75分を実際の試験開始時刻である午後1時からに割り当てて、
どの辺で何時になるかも確認した。
これは特に後半のリーディングテストで重要になる。
さて受験。受験会場はラッキーなことに自宅の直ぐ近く。
ゆっくり歩いて行っても15分とかからない。
自宅で忘れ物がないか確認し、
ペンや消しゴムなどは万が一机の下に落としても拾わずに済むように2セット用意した。
開始30分以上前に会場に行ったが、既に多くの人が来ていた。
やはり若い人が多いが、中年や年輩の人もぱらぱらと見受けられた。
会場は大学の教室で、教室前で受付を済ませて、教室内へ。
各席に、受験番号の紙が置かれており、それを照らしあわせて自席に座る。
机は、一人一人分かれており、お互いに見えないように少し離して並べられていた。
机の上に置かれた記入要領を見ながら、
解答用紙A面に氏名、受験番号、学習歴等を記入しつ、
開始時刻を待っていた。
受験する人の中には直前までミュージックプレイヤーで、多分英語を聞いていたのだと思う。
試験は2時間。前半45分はリスニングで、訳の分からない英語を聞いていると
結構、落ち込んでしまうことになる。
後半75分はリーディング。特に、リーディング後半の54問は長文読解なので結構時間がかかる。
疲れてきて、2時間の最後の方では頭がボーッとしてしまう。
問題の冊子をめくる音で、近くの人の回答ペースがわかってしまい、
自分よりも早いと焦ってしまうことになる。
そんなこんなで、何とか試験時間は終了。
途中、早め早めに進めたので、リーディングセッションの最後では少し時間が余り、
前の方で中途半端に解いていた問題に戻って解き直したところ、
幾つか間違っていたところを修正することができた。
問題用紙、解答用紙を回収されて解散。
やっと解放される。後は得点次第だ。
ということで、受験から約3週間経ち、今日、結果を見ることができた。
600点だとどうしよう、730点いかないと、再度チャレンジしなくてはならない、
等と考えてきたが、スコアは、830点だった!!
自分で驚いて、直ぐに見せて、家内も驚いて、台風でじめじめした気分が一掃された。
まぐれかどうか分からないし、英語の映画やビデオを見てもちんぷんかんぷんなことは変わらないが、
少なくても、これで多言語ボランティアとして登録できる。
それに再チャレンジもしなくて済む。