2018年3月27日(火)リタイヤ生活484日目

今日も朝から快晴、気温もあがって気持ちの良い1日。

近くの桜の並木は、木々ごとにほぼ満開~5分咲きまで入り交じっていた。

 

今日はNetflixでアルファ碁というドキュメンタリーをみた。

囲碁世界チャンピオンのイ・セドルとAIを使ったアルファ碁が対戦する話で、

コンピューターには難しいと言われていた囲碁でも、AIが人間に勝ったということで話題になった実話だ。

 

対戦直前で、まだアルファ碁のチューニングが不十分で、

対戦するとひどい負け方をしそう、とのことで、

チームが必死になって改良するとことから始まった。

 

ソフトウェアをFixし、対戦の地である韓国に向かう。

対戦では、チャンピオンのイ・セドルが、

コンピュータは自分のレベルに達していないと考えて、

余裕で対戦に臨む。

でも第一戦では、イ・セドルが負けてしまう。

敗因をセドルは、自分のミスと分析し、まだ本来であれば勝てると考えていた。

 

第二戦では、途中でアルファ碁が、思いもしない新手を繰り出す。

そこで、やや自信喪失気味のセドルが動揺する。

通常は、勝負相手の様子を観察するのだが、

今回はひたすら次手をさすだけのコンピュータの様子を見ることができず、

次第に動揺してしまう。

結果は、アルファ碁の大勝。

第三戦も同様にアルファ碁の勝利で、次第に人間が勝てないのではないか

という動揺が、観客にも広がっていく。

 

ところが開き直った第四戦で、セドルがやっと勝利する事ができた。

アルファ碁の打ち手にも少し間違いのようなものが見られた。

 

第五戦では、接戦になり、アルファ碁の打ち手にも

解説者が笑ってしまうような疑問手があったが、

結局、アルファ碁は1目半で勝利する。

この時、開発チームは、アルファ碁の幾つかの打ち手で

バグが出てしまったのかと少しうろたえる様子が面白かった。

 

この対戦の結果、最新のAI技術、ニューラルネットワークの学習能力が

人間を凌駕したということで、大きな話題になった。

 

この話は、当時もニュースで見ていて、非常に驚いた。

ついにシンギュラリティは近づいてきた、という感じだった。

 

将来の雇用に関するある論文でも、この10年~20年で

米国の職業の約50%がロボットやAIに置き換わるとの話があった。

このような話があると、より人間的な創造性のある職業が残ると言われているが、

今回のように学習能力でも人間を凌ぐと、人間に残された職業は何になるのだろうか。