今日も朝から快晴、気温もあがって気持ちの良い1日。
近くの桜の並木は、木々ごとにほぼ満開~5分咲きまで入り交じっていた。
今日はNetflixでアルファ碁というドキュメンタリーをみた。
囲碁世界チャンピオンのイ・セドルとAIを使ったアルファ碁が対戦する話で、
コンピューターには難しいと言われていた囲碁でも、AIが人間に勝ったということで話題になった実話だ。
対戦直前で、まだアルファ碁のチューニングが不十分で、
対戦するとひどい負け方をしそう、とのことで、
チームが必死になって改良するとことから始まった。
ソフトウェアをFixし、対戦の地である韓国に向かう。
対戦では、チャンピオンのイ・セドルが、
コンピュータは自分のレベルに達していないと考えて、
余裕で対戦に臨む。
でも第一戦では、イ・セドルが負けてしまう。
敗因をセドルは、自分のミスと分析し、まだ本来であれば勝てると考えていた。
第二戦では、途中でアルファ碁が、思いもしない新手を繰り出す。
そこで、やや自信喪失気味のセドルが動揺する。
通常は、勝負相手の様子を観察するのだが、
今回はひたすら次手をさすだけのコンピュータの様子を見ることができず、
次第に動揺してしまう。
結果は、アルファ碁の大勝。
第三戦も同様にアルファ碁の勝利で、次第に人間が勝てないのではないか
という動揺が、観客にも広がっていく。
ところが開き直った第四戦で、セドルがやっと勝利する事ができた。
アルファ碁の打ち手にも少し間違いのようなものが見られた。
第五戦では、接戦になり、アルファ碁の打ち手にも
解説者が笑ってしまうような疑問手があったが、
結局、アルファ碁は1目半で勝利する。
この時、開発チームは、アルファ碁の幾つかの打ち手で
バグが出てしまったのかと少しうろたえる様子が面白かった。
この対戦の結果、最新のAI技術、ニューラルネットワークの学習能力が
人間を凌駕したということで、大きな話題になった。
この話は、当時もニュースで見ていて、非常に驚いた。
ついにシンギュラリティは近づいてきた、という感じだった。
将来の雇用に関するある論文でも、この10年~20年で
米国の職業の約50%がロボットやAIに置き換わるとの話があった。
このような話があると、より人間的な創造性のある職業が残ると言われているが、
今回のように学習能力でも人間を凌ぐと、人間に残された職業は何になるのだろうか。