2017年11月29日(水)リタイヤ生活407日目

今日は、天気も良く温暖な気候だった。

 

昨日からニュースで東京ビッグサイトで行われる国際ロボット展の話題が取り上げられている。

私は水曜日はジムもなく、暇なので、突然ながら、見に行こうと思い立った。

 

ネットで国際ロボット展のことを調べると、日刊工業新聞主催で、

ネットでそのまま事前登録が出来るようになっていることが分かった。

 

今までは招待券をもらって、会場の入り口のところで長蛇の列に並んで

招待券と名刺2枚を出して受付をして、やっと会場に入るとの段取りだった。

ところが今回は、ネットで事前受付をして、入場証をカラー印刷しておけば、

それを会場の入り口のところに置かれたフォルダーに入れて入場するだけで良いらしい。

簡単なことかもしれないが、これは大きな改革だと思う。

入場者は、長い列に並ばずに済むし、主催者も受付の人員確保が不要になる。

お互いにわずらわしいことを少なくすることが出来る。

 

入場証を印刷し、昼食を早めにとって、11時半頃に家をでた。

GoogleMapの経路案内によると、自宅から東京ビッグサイトまで1時間半、結構かかった。

新宿まで出て、そこから埼京線直通電車が無く、15分以上待った。

昼時で空いていたので、席に座ることが出来て、少しまどろんでいると国際展示場駅に到着。

この駅で降りた人は多く、大半が国際ロボット展を見にいく人だったようだ。

 

ビッグサイトに入ると、特に受け付けはなく、そのままスムーズに会場まで。

展示会場入り口のところに積まれたフォルダーから1つとって、

印刷してきた入場証を入れて、入り口のところでそこに記されたバーコードを読みとってもらうだけで

そのまま入場することができた。

 

初日にもかかわらず、人は多かった。

まず、サービスロボットやコミュニケーションロボットのところを見た。

コミュニケーションロボットもいくつか展示されていたが、

これが本当に普及するかどうかは疑問。飽きられたら終わりかもしれない。

むしろ、受付とか給仕、掃除等の特定の仕事を与えているロボットの方が有望そうにみえた。

 

作業支援のためのロボットスーツ、介護、自立支援等のロボットもいくつか展示されており、

これから普及が期待できそうな雰囲気だった。

比較的非力な女性や身体に障害のある方の動きをサポートするスーツは、よさそうだ。

労働力の集まりにくい3K的な職場や、農林水産業等は高齢化が進んでおり、

このような支援機能は助かると思う。

また自立支援、例えば歩行支援機能等は、独居老人等の助けになるし、

介護施設でも有効に活用できそうだ。

 

展示の中には、価格的な問題はあるものの機能的には直ぐに実用になりそうなもの、

まだアイデアレベルで、何に使えるかよく分からないもの、

単に話題作りのためにやっているようなもの等、いくつかに分かれていた。

 

次に産業用ロボットを見た。

これは明らかに工場生産等の効率向上であり、いずれも実用的なものが多かった。

 

しばらく前に、ロボットやAIが人の職業を奪う、という英国の論文が話題になった。

それによると、米国の約半分の仕事が、この10~20年の間にAIやロボットに取って代わられるとのこと。

それも単に機能的に取って代わることができる、というのではなく、

経済性の観点からも取って代わることができる、というものだった。

この著者は、その後、日本のあるシンクタンクとも提携し、日本での予測もしていたが、

米国よりも少し高い割合で取って代わるとの結論だったと記憶している。

 

最近、日本では労働力不足が深刻になってきている。

特にここ最近は団塊の世代が一斉に退職してしまい、高齢化や人口減少に拍車がかかっている。

そのために、営業時間を短縮したり、店舗を統合しているところも出てきているらしい。

そんな中で、ロボットやAIは、人の仕事を奪うものではなく、

労働力不足の解消に向けた大きな手段になっているようだ。

 

ロボットやAIに関しては、まだまだ面白そうな展開がありそうな感じだ。

しばらく目が離せない。