2017年9月15日(金)リタイヤ生活358日目

今日は、朝のうちは曇り、徐々に温度は上がって少し蒸し暑くなり、午後には小雨が降ったりやんだり。

 

朝から大学病院へ。

目の白目のところを打撲して、治りかけたところが膨らんでしまい、

眼科からの紹介で大学病院へ。

そこで、結局は切除、縫合するとのことで、今日はその手術の日。

日帰りの10分程度の手術とのことだが、一応、病室も割り当てられて、

朝から入院し、午後に手術を受けることになった。

 

今回の興味は、白目のところを切って縫うということ。

白目とはいえ、目を切ったり縫ったりするのは、どのような感じなのだろうか?

 

病院に行って、まず入院窓口へ。

窓口は8時半に開くと聞いていたが、交通の便が良すぎて8時頃に到着してしまった。

待合室でゆったりと待っていて、8時25分位に行くと、既に4人くらい並んでいた。

窓口が開いて、順番に入院の処理。

あらかじめ記入した書類を提出して、入院費の窓口で5万円をデボジット。

眼科外来窓口に行って、当日の検査・診断を受けて、病室に案内される。

通常は白内障の手術が多いようで、この時にも同時に案内された4人のうち

私以外の3人はすべて白内障の手術だった。

 

病室は、日帰り手術ということで、差額ベッド料なしの6人部屋にした。

この病室では、既に5人入院しており、残った1床に入った。

1人あたり3畳程度のスペースに、ベッドや引き出しや冷蔵庫のついたテレビ台があり、

周囲はカーテンで仕切られている。

カーテンだけで仕切られた2列×3人の6人部屋の中央なので、隣の人が話をしたり咳をすると

そのまま伝わってきて、プライバシーも保てない感じだ。

日帰りなのでよいが、長期に入院する場合には相部屋だと精神的に負担があるかもしれない。

 

すぐに看護師の人が来て、体温や血圧を測り、入院着や手術着を置いていってくれた。

手術のときに、上半身だけ手術着を着れば良いとのことで、入院着は結局、使わなかった。

これでやっと9時半くらい。

手術は、もともと1番目で、午後2時頃とのことだったが、緊急で1件入って少し遅れるとのこと。

従って、5時間近くも待たなければならないことになる。

仕方ないので、タブレットにダウンロードしてきたNetFlixのドラマを延々と見ていた。

 

11時頃に、また看護婦が来て、点滴の針を刺していく。

まだ点滴は行わないので、針を刺しただけ。それでも結構煩わしい。

手術は早くても午後2時ということなので、その直前で良いような気がするが、

なぜこんなに早く点滴の針を刺すのだろうか?

それに、僅か10分程度の外来の日帰り手術で点滴がいるのだろうか?

少し疑問に思ったが、まあ、長いものには巻かれろで、そのままビデオ鑑賞を継続。

 

昼頃に昼食が配膳される。

この大学病院は食堂が無く、コンビニだけなので、入院扱いで配膳されるのはありがたい。

昼食は、特に制限がないので、牛丼と野菜の煮物など。

入院患者に年寄りが多いせいか、量としては全く物足りなかった。

1日中寝ているのだから、カロリーもこの程度で良いのだろうか。

 

後は、1時間毎に抗菌目薬を差すように指示された。

午後1時半位に、念のため手術着を来て、トイレに行って準備を整える。

 

前の手術が早く終わったそうで、午後2時前にお呼びがかかり、車いすに乗せられて手術室へ。

手術室の前で、サンダルに履き替え、局所麻酔の点眼薬を注された。

 

手術室に入ると、床屋の椅子のようなものがあり、そこに腰掛けて背中を倒し心電計をつけると準備が完了。

頭の上に顕微鏡のようなものが降りてきた。

ここで執刀医が、私の名前や手術の内容を説明した。

私も、白内障の手術と間違われないか気になっていたので、この説明を聞いて安心した。

 

手術開始。心電計から心拍音が聞こえてきて、できるだけ平静にとは思っていても少し速まっている感じだ。

左目の外側の白目のところを治療するため、できるだけ右を見るようすると、

早速、メスのようなものが近づいてきて、なにやら切り取られるような感触が。

続いて、傷口を縫っているのか、針が刺さって糸が通る感触と、それを結んでいることが分かった。

この間、強い痛みはなかったが、切る、刺す、縫う感触はよくわかった。

事前の説明では、たぶん一針縫うだけ、と言っていたが、もう一針縫っているようだった。

どちらかというと、切られるよりも、縫われているときの方が、

針が突き刺さり、糸が通され、結ばれる感触が伝わり、肩に少し力が入ってしまった。

 

これで手術は無事終了。

また車いすに乗せられて病室まで戻る。

手術をしたところは、軽い鈍痛があるが、我慢できない程ではない。

 

この後、ベッドで2時間休憩。途中、血圧や体温を計って異常が無いことを確認。

点滴の針も結局、使わないまま抜かれることになった。

2時間経ったら、あっけなく、退院して良いと言われた。

片目に大きめの眼帯をしており、メガネがきちんとかけられないこともあって、結構歩きにくい。

しかも、大きな眼帯が目立つため、電車で乗り合わせたら近づきたくない風貌になっていたと思う。

 

家までは、電車を含めて約30分あまり。

目がよく見えないと周りを確かめることもできず、自分のごく周りだけみながら帰宅した。

 

この後は、自室で休憩し、夕食、シャワー、そして早めの就眠をした。

 

今日は、目の手術がこのようなことか、ということがよくわかった。

要は、目と言っても他の部位と同じように切って縫うだけだった。