週末はボランティア活動などがあり、結構忙しいが、
暇を見てNetflixのイミテーション・ゲームというビデオを見た。
戦時中の実在する人の話だが、私はどちらかというと戦時中の話は余り好きではない。
しかしTVシリーズ:シャーロック・ホームズに出ていた私の住きな俳優
ベネディクト・カンパーパッチが主演していたので、多分外れはないだろうと思ったのがきっかけだった。
話は戦時中の英国、主人公はアラン・チューリング、コンピュータ関係の基礎を勉強した人なら
誰でも知っているあのチューリングマシンのアラン・チューリングである。
私もチューリングマシンやアラン・チューリングという人は知っていたが、
どのような人で、どのような人生を送ったのかは、この映画を見るまで全く知らなかった。
この映画のストーリーは、アラン・チューリングという天才数学者が、
第二次世界大戦中に英国内の極秘任務で、ドイツの暗号機エニグマを解読する
機械式のコンピュータを発明した話である。
チューリングは、様々な苦労をした後、解読に成功するが、
ドイツ軍に解読されていることを知られない為、非常に限られた人のみにこの事実を知らせている。
解読して得られた情報は、確率的に不自然でない範囲で、
ごく限られた重要な作戦の内容のみを連合軍に知らせ、
しかも別のリーク元もねつ造して不自然ではないようにしていたとのこと。
これは、連合軍が勝利したのち機密情報のまますべて消却され、
戦後50年してやっと開示されたとのこと。
従って、チューリングは第二次世界大戦勝利の英雄といわれることなく、
しかもゲイだったため、処罰され、最後には自殺したらしい。
チューリングの機械式コンピュータがカチャカチャと動くのは興味深かったし、
最初のうちは、エニグマの暗号キーの切り替わる1日以内に解読できず苦労していた。
もちろん今のパソコンやスマホであれば一瞬で解ける問題だと思う。
久々に戦時中の面白い映画をみた。
やはりベネディクト・カンパーパッチ主演の映画には外れはない、とすると
今上演されているドクター・ストレンジも見に行った方が良いのかも。