10月24日(月)リタイヤ生活138日目

この間の土曜日にバスケットBリーグの試合にスポーツボランティアとして参加した。

Bリーグは今年の夏に始まったばかりで、私は今まで全く関心がなかった。

しかしスポーツボランティアとしてもいろいろ経験したいし、

米国などで熱狂しているバスケットボールリーグがどのようなものかにも興味があったので

とりあえずものは試しで参加してみることにした。

特に先日のスポーツイベントで会った他のボランティアの人から、

Bリーグのボランティアは結構面白かったと聞いたのも1つの動機になった。

 

午後の決められた時刻に集合場所に行くと、既に午前中から参加したボランティアが

観客に配るチラシのアセンブリをしており、勝手がよく分からないままそのお手伝いを開始。

やはりBリーグともなると、ボランティアに女性や若い人も多い。

やや居心地が悪く感じなくもなかったが、中に数人同世代の男性を見つけて少し雑談をする。

その方もBリーグは初めてとのこと。お互いに全く勝手が分からない。

やっとIDタグを渡され、やっと雰囲気が出てきた。

 

しばらくして指示があり会場にゴミが落ちていないか等の最終確認を行い、全体ミーティングへ。

ここで各ボランティアの担当が割り振られた。

私は会場の搬入口の警備ということだった。

この会場はオープンな構造になっており、入ろうとすれば誰でも入れてしまうので警備が必要らしい。

ちょうど試合会場の横だったので、試合が見えるかも、と喜んでいたが、

準備が進むと、そこに遮蔽の幕が張られ、その隙間からしか試合が見えなくなってしまった。

またこの搬入口はVIPの通り道でもあるため、隙間から試合を眺めているわけにもいかない感じだった。

 

皆がスタッフジャケットを着ているため、探しに行ってなんとか見つけて着用。

やれやれ、これで会場スタッフらしい身なりになれた。

 

試合2時間以上前から所定の場所に立って警備を開始。

普段座っている生活のため、立ちっぱなしは結構きつい。

 

開始1時間位前に開始セレモニーが始まり、消防の音楽隊が搬入口から入場。

結構、若い女性も入っていた。入退場の時に軽く挨拶するとにっこりと挨拶が返ってくる。

いよいよ開始が近づいて、今度はチアリーダーの女性達がやってきた。

さすがチアリーダーという感じだった。これも軽く挨拶、やはりにっこりと笑顔が返ってくる。

 

この後、試合開始にルールの説明があった。

10分づつの4つのピリオドからなり、1と2、3と4の間は2分、2と3の間は20分とのこと。

またBリーグならではのルールがあり、1度に5人、4つのピリオドでのべ20人の選手が出場する中で

外国人選手はのべ6人のみ、あらかじめどのピリオドに何人でるかを申告しておく必要があるとのこと。

今回は両チームとも1から4までで、2,1,1,2だった。

やはり最初と最後が肝心とのことか。

 

待ちに待った試合が開始。

ホームゲームなので、こちらが攻めるときは攻撃的な音楽とともに、

守るときには皆で「ディフェンス」と、大きな歓声が上がる。

こちらは幕の外なので、試合はちらりとしか見えず、搬入口に人が来るたびにまじめな顔を

チアリーダーが来るたびににっこりとしている程度。

ただ、スコアボードはよく見えるため、歓声とともに試合の流れはよく分かった。

 

ここの会場での開幕戦とあって、いろいろと不具合があるようだった。

特に観客の多くがトイレの場所を探して、私のいる搬入口までやってくる。

そこで改めてトイレの場所を案内した。トイレの場所表示はあちこちに必要だ。

 

試合は1ピリオドでリードされ、2ピリオドで逆転、3ピリオドでもリードを維持していたが、

4ピリオドで緊迫したシーソーゲームからとうとう最後に逆転を許し、そのまま終了。

最後は会場の大きなため息で終わった。

 

終了とともに観客が帰り始める。

ボランティアに関しては特に指示がないまま、どうせ必要と判断して自分らで観客席の掃除を始める。

一通り拾い終わったところで控え室に戻ると、しばらくして最後のミーティング。

これで終了だった。そのまま帰路に。

 

午後2時から8時半まで立ちっぱなし、食事なしで、終わってみると結構疲れた。

これでBリーグの様子が少し分かった。

 

今回はあまり人の来ないところの警備で、一人だけだったため、

残念ながら余り他の人や観客の方とふれあう機会がなかったのが残念だった。

 

今回のボランティアで一緒だった人には、

一概にスポーツボランティアと言ってもいろいろですよ、と言われた。

その通りだと思う。次はマラソンのボランティアをしようと思う。