8月30日(火)リタイア生活102日目

昨日は猛烈な台風が関東を襲うとの予報だったが、だいぶ北にずれたようで、

この付近は朝のうち、やや風は強かった程度で、ほとんど影響はなかったようだ。

台風が上に(つまり北側に)逸れる時には余り影響がないようだ。

東京での通勤ラッシュにもあまり影響がなくて何よりだった。

 

とはいっても上陸するのは東北地方であり、大震災復興への影響や、例の原発施設への影響が気になる。

 

午前中はジムに行って少し汗を流して、午後は自宅で映画を見ていた。

終戦記念日が終わったばかりなので、Netflixで気になっていた「終戦のエンペラー」をみた。

なかなか面白くて、昼食後の眠気を吹き飛ばして見ていた。

 

内容は、第二次世界大戦で日本が無条件降伏した後、マッカーサ総司令官がやってきて

日本復興に向けた占領政策を進める、このため、戦争犯罪人を裁き、天皇の責任に関しても追求する

とのストーリーで、主人公はマッカーサー総司令官の部下で知日家のフィラーズ准将である。

フィラーズ准将の調査でも、天皇が開戦にあたってどのような役割を果たしたのかに関して具体的な証拠が無く、

終戦に向けては重要な役割を果たしたとの証言のみが明らかになった。

米国本土では、処分を求める世論もある中で、マッカーサー総司令官は天皇を裁くのではなく、

日本の象徴として残す決断をする。

この際、マッカーサー総司令官が天皇を招き直接会見するシーンで、

天皇が、戦争の責任はすべて自分にあり日本国民にはない、と発言され

マッカーサー総司令官が、裁くのではなく助けを借りたいと発言するシーンがクライマックスだったと思う。

 

映画なので、どこまで本当なのか分からないが、終戦以降、天皇家が象徴天皇としての役割を模索され、

最近の平成天皇の国民に寄り添った様々なご活動を見るにつけ、いろいろと考え深い作品だったと思う。

米国の占領政策の中でうまく行ったのは日本だけ、と言う話もどこかのサイトの掲載されていた。

 

ちなみに、ネットで調べると、このハリウッド映画の米国での興行収入はわずか3億円だったとのこと。

日本での興行収入は11億円だったらしい。