今日は、就職の採用面接に関するセミナーに参加してきた。
以前の会社で、新採や中途の面接官をしたことがあり、試験官としての経験はあったが、
自分が面接を受ける側というのは最近はほとんど経験がない。
興味津々で受けることができた。
少人数のセミナーで、シニアは私だけ。
他は、若い人ばかりで、中には就活中の大学4年生もいた。
採用面接をいろいろ受けて、なかなか内定が出ないので悩んでいます、とのことだった。
私のような年寄りになると、少しひねてきて、仮に面接を受けても面接官の態度や質問が中途半端だと
面接官が悪い、等と平気で言えるが、ういういしい大学生だと、おじさんたちに圧倒されてしまうのかもしれない。
考えてみれば、息子の就職面接の前には、家で模擬面接をやったものだ。
息子によると、余り役に立たなかったとのことで、確かに就職面接では苦労していたようだ。
面接練習をする事で、本番で緊張する練習をしてしまったのかもしれない。
セミナーでは、面接でのコミュニケーションの取り方として、如何にうまく自己表現をするかを説明していた。
新採の面接官を何年かやっていた時に、数年前に合格させた社員のその後をフォローしたことがある。
すると、面接の時と全く違うタイプの人間であることが多いことが判明した。
20-30分の面接では、面接テクニックや度胸に関しては判断できるが、
本当のその人なりに関しては判断が難しいということだと思う。
ただ、フォローしてみて思うのは、やはり本当の自分をきちんと表現するための面接テクニックは良いが、
よく見せて無理矢理合格させるようなテクニックだと、入社できてもその後に苦労するようだ。
セミナーに参加して、面接される側の手口等、新たな発見もあったが、
本当に重要なのは自分と会社(仕事)との相性だと思う。
面接は採用してもらうためのものだけではなく、
自分が入る価値のある会社かを判断する、ある意味で対等な場だと思った。