とはいっても、肝心の乳腺外科ではなく、形成外科とリハビリ。
乳腺外科は、今週金曜日。その時に、切除した検体の検査結果が分かる予定。
10時までに病院に行く必要があるため、少し余裕を見て9時前に出発、10時前に余裕を持って到着。
10時に形成外科、11時からリハビリということで、私は院内のスタバへ。
スタバ内は無料のネットが使える。
電子書籍で、話題になった小保方さんの「あの日」を買って読み始める。
ところで、電子書籍は、読みたいと思ったときに即買えるので非常に便利だ。
複数の端末で同じ本を読み続けられるのも大変便利である。
「あの日」はなかなか興味深くて、半分は院内で、残りは自宅に帰って一気に読み終えてしまった。
もちろんあれだけバッシングを受けた当人の言い分であり、どこまでが正確かは何とも言い切れない。
でも、読み続けるにつれて、現代の魔女裁判のような感覚になってきた。
日本に限ったことかどうかはよくわからないが、誰かがバッシングを始めると悪人とみなして、その人の全体を否定する傾向がある。
言い訳は通用しない。完全にステレオタイプで見られてしまう。
今までも、松本サリン事件を初め、冤罪は頻繁に起こっている。
冤罪かどうかは別にして、現在のバッシング対象は舛添東京都知事か。
本の中でも書かれているは、公正であるべき調査委員会等でも、世論や世間体に刃向かう事ができず、アンフェアな裁定を下してしまうことがある。
実は、私もある独法に出向していた時には、有名な先生方といっしょに講演等を行っていた事がある。
その時、様々な人や文献から引用した講演ネタ、有名な先生の講演内容に関しては、必ず裏をとるようにしていた。
ここからわかった事は、如何に有名な先生でも、他の方からの情報を受け売りしたり、中身を精査せず引用している場合があり、そのまま鵜呑みにしてはならないということだった。
結構、雰囲気やわかりやすいメッセージに合わせて話を盛っているところが見られた。
もっとも商業主義から遠いと思っているNHK等でも、視聴者におもねた番組作りをしており、様々な真実をばっさりと切ってわかりやすいメッセージを発信することがありうる。
これは恐ろしいことだと思った。
「あの日」のすべてを肯定する訳ではないが、ここで指摘されていることに関して、当事者はきちんと論理的、公正に反論して欲しいと思う。