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5月12日(木)リタイヤ生活26日目

今日は家内の乳ガン手術の日。
11時から手術の予定なので、9時半に病室に来るようにと言われ、9時過ぎに到着。

今日は、外科での全摘手術と、形成外科での同時再建で合計4-5時間に及ぶ手術の予定だが、家内は意外とさばさばしている。
1週間前頃までは、どうしよう、という感じだったらしいが、その後は腹がすわったとのこと。
手術を待つ間、立ち上がって足腰の運動をしている。

ところが11時になっても、11時半になってもいっこうにお呼びがない。
家内の手術は、この日2件目であり、1件目が延びたら遅れるとは言われていたものの待つ身はつらい。
また、前に手術を受けている患者さんが大丈夫かと心配になる。

結局12時45分になってやっと手術室に入るようにとの連絡があった。
看護婦につれられて、14階の病室から4階の手術室まで家内と一緒に移動。
手術室前で分かれたが、家内はにこやかに手を振って中に入っていった。
本当に腹がすわっている。

これからはひたすら待つ。
手術は1時間半から2時間と言われていたので、3時頃から病室でそわそわしていた。
3時半頃になってやっと医師からの呼び出しがあった。

4階の手術室近くに行くと、別室に案内され医師か手術の状況について話をしていただく。
この外科の医師は、比較的若い小柄な女医さんで、結構聞きたいことを的確に説明してくれた。

まずリンパ節を1つだけ取って調べたが、転移は認められなかったとのこと。
転移が見つかると手術後にさらなる治療が必要な場合もある。
また他のリンパ節も取らざるを得ず、リンパ浮腫等、様々な後遺症が心配されるところだった。
今回は、回復すれば普通の生活がおくれる。まずはひと安心。

非浸潤性ガンとのことで、ステージ0であるがガンが点在するため全摘。
乳首の近くにもあるため、念のため乳首も切除。
乳首の周りを三日月状に切開して、乳房の中身を全摘したとのこと。
少し出血が多かったが、それでも100ccもなく、特に問題ないとのことだった。
ポリケースの中に切除した乳房の中身が入っていたが、乳首とあとはほとんど脂肪の塊のような感じだった。
これで憎き乳ガンがすべて家内から切り取られた。

もちろん摘出した部位に関しては、更に検査をするので、本格的に安心するのはその結果を見てからになる。

引き続き、形成外科での再建手術。
今回はエキスパンダーというものを入れて皮膚を引っ張り、半年後にシリコン等を埋め込むことになっている。

これも時間が延びた。
手術は3時半頃から2時間程度とのことで、午後5時半頃からそわそわしていたが、結局呼び出されたのは午後7時近く。

形成外科医の先生からも術後の説明があった。
手術は比較的順調だったが、胸の筋肉が弱く補強したとのこと。
あとはほとんどが回復期以降の注意事項等の説明。

この時、家内は手術室付近で、麻酔から覚めるところで、その後しばらくして午後8時前に病室に戻ってきた。
目は開けているが、酸素マスクをしており、何も話せない様子だった。
看護婦から、病室での処置をするためしばらくラウンジで待って欲しいと言われ、移動式のベッドに寝た家内と入れ違いに病室から出たが、家内は元気なことを示したいらしく、一生懸命指で合図をしていた。

処置が終わって部屋に戻ると、相変わらず家内は酸素マスクをしたまま。
手術に行く前に家内が言っていたことがを思い出して、看護婦さんにうがいをさせてもらったところ、家内はかなり楽になったらしく、話せるようになった。

特に強い痛みもなく、元気な声だった。
これでガンは撲滅したようだと話したらうれしそうな顔をしていた。
息子や家内の母親にも、無事施術が終わったことを連絡した。

すでに面会時間の午後8時も過ぎていたので、家内の面倒は夜勤の看護婦さんに任せ、自宅に帰ることにした。